職員と直前に電話、もめたか 愛知、市役所放火事件
愛知県高浜市役所で男(62)が可燃性の液体をまいて火を付け、刃物を振り回し、4人が負傷した事件で、男が事件直前に市役所職員と電話でもめていたことが17日、関係者への取材で分かった。来庁時には特定の職員を名指しして、応対するよう要求していたという。市役所は同日朝、窓口業務を再開する。 県警などによると、男は16日午後、市役所で刃物を振り回すなどした後、液体をかぶり、ライターで火を付け、自身の腹部を刃物で刺した。制止しようとした3人の職員が軽いけがをし、男は全身にやけどを負った。 捜査関係者などによると、男と役所側で納税を巡るトラブルがあったとみられる。