「フィッシング詐欺」被害額⇨過去最悪の541億円。どんな手口に注意?対策のチェックリストを公開
記者の家族も似たような詐欺に遭遇
フィッシングではないが、ハフポスト日本版記者の家族も以前、似たような詐欺に遭遇した。 2023年12月19日、記者の家族はクリスマスプレゼントを購入しようと、Googleで「ステューシー」と検索。スポンサー欄に、ストリートファッションブランド「Stussy(ステューシー)」の「公式サイト」と書かれたサイトが表示され、クリックした。 トップページは本物の公式通販サイトに似せた作りで、「50%OFF」や「お歳暮特集!本日限り!」と書かれており、ダウンやパーカー、トレーナーなど全ての商品が半額になっていた。 家族は5万7200円から2万8600円に値引きされていたダウンが気になり、購入するために画像をタップすると、「今日限り!」と突然カウントダウンが始まった。 「今日中に購入しなければ」と急かされているかのような気持ちになり、注文手続きに移ると、名前や住所、郵便番号、メールアドレス、電話番号を入力するよう求められた。 支払い項目にはなぜか「銀行振込」としか表示されない。ここで記者の家族は、「なんか変かも。銀行振込しかないってありえない」と気づいた。寸前のところで思いとどまり、お金を振り込むことはなかった。 その後、記者がステューシー公式サイトに問い合わせると、「詐欺サイトの可能性がある」と返信があった。