【300万円の借金】夫の借金が判明しました。「大したことない」「奨学金300万円を全額返済したことがあるんだから」と言います。本当に大丈夫なのでしょうか?
さまざまな事情があって、借金をすることは決して珍しくありません。しかし、「夫が妻である自分に内緒で300万円の借金をしていた」となれば、返済義務が降りかからないか、毎月の返済が家計に影響しないか不安になるのではないでしょうか。 どこで借金をするかで貸付条件は異なりますが、消費者金融や銀行などのローンを利用している場合、奨学金の貸与利率よりも高い金利が適用される場合があります。 本記事では、借金をする際の適用金利や300万円を借りた際に発生する利息はどのくらいなのかを解説します。借金が絶対にいけないわけではありませんが、事前に無理のない返済計画を立ててから契約手続きを行いましょう。
どこから借りるかによって適用金利が異なる
借金をする際の適用金利は借入先によって異なるため、契約前に必ず確認してください。奨学金を借りていた場合、日本学生支援機構の貸与型奨学金は、無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金の2つのタイプがあります。 貸与終了月によって適用利率が確定し、令和5年度3月に貸与が終了した場合の利率は0.940%(利率固定方式)または0.400%(利率見直し方式)となっており、低金利での借入れが可能です。 それに対し一般的な借金での最高金利は、消費者金融や銀行が取り扱うカードローンやフリーローンから借りていた場合、融資額によって異なりますが、15~20%程度の最高金利が適用される場合があります。 借入金額が多く、借入期間が長期化すれば、利息負担が大きくなって返済困難に陥ったり、借金をして返済をするといった自転車操業状態につながったりする恐れも十分に有り得るでしょう。 ◆借りる前に返済シミュレーションを行う 借金をする際には、申込手続きを行う前に返済シミュレーションを行うことが重要です。借金をした後に、「返済負担が大きいから返済金額を変更したい」という要望は通らないケースが多いです。 また、住宅購入や子どもの進学などのライフプランを想定しないで借金をした場合、必要なタイミングで資金を用意できないリスクも高まります。 毎月の収入のなかから固定費などを差し引き、無理のない金額はどのくらいなのかを確認しましょう。返済シミュレーションは、ローンを取り扱う消費者金融や銀行などの公式サイトから利用できます。 借入希望金額や利率、返済回数などを入力すれば、毎月の返済金額や利息、返済期間などを確認できるので、ぜひ有効活用してください。