【300万円の借金】夫の借金が判明しました。「大したことない」「奨学金300万円を全額返済したことがあるんだから」と言います。本当に大丈夫なのでしょうか?
300万円を借りたときにかかる利息はどのくらい?
金利別に、300万円を借りたときにかかる利息がどのくらいなのか見ていきましょう。なお、借入れの上限金利は以下のように定められており、300万円を借りた場合の金利が15.0%を超えることはありません。 ・元本の金額が10万円未満: 年20.0% ・元本の金額が10万円以上から100万円未満: 年18.0% ・元本の金額が100万円以上: 年15.0% 300万円を返済回数60回で借りたと想定し、利息制限法の上限金利である年15.0%、それよりも低い金利である年8.5%が適用した場合の利息は以下の通りです。 ・年15.0%の場合:約126万5061円 ・年8.5%の場合:68万6813円 ◆無理な借入れが多重債務につながる 貸付限度額の範囲内なら、回数や金額の上限なしに借りられるカードローンなどは、お金を借りている感覚を忘れがちです。安易な気持ちで借金をした結果、借金が増えて返済できないほどの多重債務に陥るケースも珍しくありません。 借金問題を自力で解決するのが困難な状況になったら、早いタイミングで弁護士や自治体、消費者センターの相談窓口などへ相談してください。そのうえで、債務整理をはじめとする適切な対処法を検討しましょう。
借入可能金額で決めるのではなく確実に返済できる計画を立ててからお金を借りよう
借金をする背景はさまざまで、奨学金と一般的な借金でカードローンやフリーローンから借りた場合の適用金利は比較になりません。低金利の奨学金と比べて、カードローンやフリーローンの適用金利が高いです。 奨学金と同様の返済意識で300万円を借りても、返済期間が長期化すれば返済困難に陥るリスクが高く、最終的に債務整理などの方法で借金問題の解決を余儀なくされるかもしれません。本人に奨学金を完済した実績があるとしても、絶対に返済トラブルを起こさない保証はないでしょう。 それでも借金をしなければならないのであれば、必要な金額だけ借りる、無理のない返済計画を立ててから申込手続きを行ってください。 出典 内閣府 政府広報オンライン キャッシングやローン返済でお困りの方へ 借金問題は解決できます。まずは相談を! 日本学生支援機構 第二種奨学金の貸与利率 日本貸金業協会 お借入れの上限金利は、年15%~20%です 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部