【日本株】少額で買えて成長性も高い「10万円未満株」2銘柄! アナリストの注目はモバイル事業の赤字が縮小傾向の「楽天グループ」、NISAでも人気の「NTT」!
【日本株】少額で買える「10万円未満株」の中で、アナリストが成長性に太鼓判を押すのは「NTT」と「楽天グループ」の2銘柄! 【図版】成長性も高い「10万円未満株」は? ●安定した顧客基盤を抱えて成長性が高い「NTT」や、 モバイル事業の改善で窮地を脱した「楽天グループ」に注目! 100株(1単元)を10万円未満の少額で買える株は、投資初心者でも気軽に買いやすい点がメリット。ただ、株価が安い銘柄は業績が低迷しているものも多いので、慎重な見極めが必要だ。 そこで、以下では独自の強みを持っていて、多くのアナリストが注目する「10万円未満株」の2銘柄を紹介しよう(※株価などのデータは8月6日時点。8月は株価の乱高下が激しかったため、6日時点の株価と最新の株価が乖離している場合もある。投資する際には最新の株価を必ず確認してほしい)。 最初に紹介するのは、100株を1万円台で買えるNTT(9432)だ。 NTTは、安定した顧客基盤を抱える世界的な通信の最大手企業。NTTドコモやNTTデータなどを傘下に持つ持株会社だ。昨年の株式25分割によって最低投資額が大幅に下がり、新NISAの人気銘柄の一つになっている。 個人投資家の人気だけでなく、アナリストからも評価を得ている。「改正NTT法の成立により、コスト削減効果が期待できる」(プライコムリサーチ・松尾範久さん)、「今年はまだ自社株買いに関する発表をしていません。2011年から昨年まで13年連続で自社株買いを実施しており、発表があれば強力なアナウンス効果になります」(マーケットコメンテーター・岡村友哉さん)といったように今後の好材料が期待される。 なお、売上・利益ともに過去最高を更新した前期から一転、今期は約6%の減益見込みとなったことで、株価は6月にかけて調整局面だった。しかし7月に入って株価は戻ってきており、今後も個人の押し目買いが下支えになると考えられる。 続いて紹介するのは、100株を7万円台で買える楽天グループ(4755)だ。 楽天グループは一時は経営危機がささやかれていた。というのも、モバイル事業がその他の事業の足を引っ張り、5年連続の最終赤字となっていたからだ。しかし、プラチナバンドの獲得により通話品質が向上したことで、契約者数は増加傾向に向かっている。 山和証券の志田憲太郎さんは「モバイル事業は2024年12月までに月次の黒字化という目標を掲げています。契約者数の推移を見ると、達成は十分可能」と見る。EC事業やフィンテック事業は引き続き堅調。モバイル事業の黒字化によって安定的な利益成長が期待される。
ザイ編集部
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