【有馬記念】ドウデュースが連覇&GⅠ3連勝で有終の美飾る
2024年を締めくくるグランプリ「第69回有馬記念」が22日、中山競馬場で行われる。ファン投票1位で史上最多となる47万8415票を集めたドウデュースが、史上5頭目の連覇&同3頭目の秋GI3連勝を決めて有終の美を飾ろうとしている。GIウイナー10頭が激突する超豪華メンバー。年末の風物詩は見逃せない一戦となる。 いよいよ、ドウデュースが競走生活最終章のラストページを迎える。 00年テイエムオペラオー、04年ゼンノロブロイに次ぐ史上3頭目となる天皇賞→ジャパンC→有馬記念の秋GI3連勝。競馬史に刻む偉業達成へと一直線に突き進む。 日本ダービーや昨年の有馬記念などGI5勝と常に存在感を示してきたが、競走生活はなだらかではなかった。今年も春はドバイターフ5着、宝塚記念6着と苦杯をなめた。悔しさを味わってきたからこそ、この秋の激走がより輝いて見える。 調整は順調。1週前はCWコースで武豊騎手を背に僚馬アドマイヤソラを追った。馬なりながら威圧感たっぷりの動きで6ハロン80秒4、ラスト1ハロン11秒0をマーク。併走相手を1馬身引き離した。 「特に気になるところはなかった。2回使っているので一杯にやっていない。それでも動くからね。もう1年やってほしいくらいだよ」と、武豊騎手は目を細める。 天皇賞が上がり3ハロン32秒5、JCが同32秒7とメンバー最速の豪脚を繰り出しているにもかかわらず、疲れやダメージはない。「馬なりでもこれだけの時計が出る。中間に攻めることもないし、JCの状態をキープしている。カイ食いもいいよ」と、友道調教師は仕上がりに自信を持つ。 舞台は中山芝2500メートル。ユタカは「最後はいい形で終わりたい」と力を込める。連覇でGI6勝目&秋のGI3連勝を飾り、レース後の引退式で大団円を迎えたい。(夕刊フジ)