独車部品大手ボッシュ、国内で最大1万人削減へ ストの可能性も
[フランクフルト 11日 ロイター] - ドイツの自動車部品大手ボッシュのフランク・セル監査役会副会長は11日、同社が独国内の従業員約8000─1万人を削減する可能性があると明らかにした。 同社モビリティソリューションズ部門の労使協議会を率いるセル氏は、人員削減計画全体が社内に「非常に耐えがたい」雰囲気を作り出したと批判。労働者代表と労組が2025年に向けた行動計画を策定する予定で、ストライキの可能性は排除しないと話した。 一方、同社取締役会メンバー兼人事担当のシュテファン・グロッシュ氏は電話会見で、人員削減は同社の競争力維持に必要であり、業界全体が苦境に陥っていると弁明した。 グロッシュ氏は、目標は社会的責任を果たしながら人員削減を行うことだが、業界の急速な変化に伴い定期的に生産能力を見直す必要があると強調した。