トレード、現役ドラフト、戦力外 DeNA、苦労人たちが導いた下剋上 守護神・森原は感慨「そういう境遇の投手からしても奇跡」
「JERA CSセ・ファイナルS・第6戦、巨人2-3DeNA」(21日、東京ドーム) 【写真】エース東のアクシデントをみんなでカバー 投手陣が最高の表情 DeNAが大激戦を制し、通算4勝3敗で2017年に続くリーグ3位から下剋上でのCS突破を果たした。3連勝で王手をかけた後、2連敗でアドバンテージを含め3勝3敗で迎えた最終戦。九回に2死三塁から牧が決勝適時打を放ち、その裏は守護神・森原が3者凡退で締めくくった。 痺れる場面での登板で快投をみせ、歓喜に導いた森原は「こういう瞬間って、ほとんどの人は味わえないので、どうせだったら楽しもうって。そっち全振りのマインドなんで、よかったです」と、笑顔で振り返った。 22年にトレードで楽天から加入した森原。「拾ってくれたみたいな感じですから、ベイスターズ」と、ポツリ。昨年現役ドラフトでロッテから加入した佐々木千隼、昨季限りでオリックスを戦力外となり、入団した中川颯、昨季限りで巨人を戦力外となり、入団した堀岡隼人と苦労人たちが導いた下剋上ともいえる結果に「颯(中川)とか堀(堀岡)とか、千隼とか。そういう境遇の投手からしても、奇跡というか感慨深いですよね」と、喜びに浸った。 ソフトバンクとの日本シリーズに向けて「いや~やるだけっす」と、うなずいた。