「速やかな再審法の改正を」袴田巌さんの無罪判決受け長野県弁護士会が表明【長野市】
1966年に静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」の無罪判決を受けて、長野県弁護士会は「速やかな再審法の改正」を求めました。 死刑が確定していた袴田巌さんのやり直しの裁判で、静岡地裁は26日、袴田さんに無罪判決を言い渡しました。 この判決を受けて長野県弁護士会は袴田さんが逮捕されてから無罪判決が出るまで、58年以上も経過していることから、検察に対し上訴権を放棄して速やかに無罪判決を確定させるよう強く求めました。 ■長野県弁護士会 山崎勝巳会長「長年にわたり、いつ死刑を執行されるかという恐怖感にさらされていたことが非常に重大であります」 また、再審の請求手続きについて、現在の法律では規定が定められていないことを挙げ速やかな法改正を求めました。