スズキ、中期計画達成のカギを握る「主戦地インド」の現状
四季報オンライン
「当社の生産が間に合わないことで、シェア自体も50%を割ってしまった」。国内軽自動車大手のスズキ(7269)は11月11日に2022年3月期第2四半期(2021年4~9月)の決算説明会を実施。主戦場インドでの乗用車のシェアについて、コロナ禍のあおりを受けて苦戦している現状を鈴木俊宏社長は明らかにした。 2022年3月期の第2四半期決算は、売上高は1兆6736億円(前年同期比31.8%増)、営業利益は991億円(同32.3%増)と増収増益。売上高全体の約9割を占める四輪の販売台数は125万5000台と、前年同期比30.0%増と大幅に回復。グローバルの販売台数のうち、60万6000台と48.3%を占めるインドも前年同期比40.4%増と好調だった。さらに円安が進んだことも増収増益で折り返した要因となった。
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井上 沙耶