【タイ】首相、バンコクは洪水の危険性なしと表明
タイのペートンタン首相は2日、首都バンコク北郊ノンタブリー県で農業・協同組合省灌漑(かんがい)局を視察した後、バンコクは洪水の危険性がないと表明した。大洪水が発生した2011年に比べ、降雨量が少ないためだ。バンコクポストが3日報じた。 ペートンタン氏は、11年の降雨量は例年より25%多かったのに対して、今年は2%増にとどまると説明。主要なダムの貯水率にも余裕があるという。また、嵐も11年は5回見舞われたのに対し、今年は1回だった。 2日に北部で降雨があり、ピン川やワン川などを流れた水が北部ナコンサワン県でチャオプラヤー川に合流した。現在、中部チャイナート県にあるチャオプラヤーダムでは、毎秒1,899立方メートルの量の水を放水している。