【弥彦競輪・GⅠ寬仁親王牌】6年前世界選ケイリン銀の河端朋之は2年連続の親王牌決勝
<19日・弥彦競輪・3日目> 河端朋之が昨年の当地でのこの大会以来、2度目のGⅠ決勝に進んだ。清水裕友マークで、レース後は「すべて裕友のおかげ」。その清水が敗退して、残念そうな表情で振り返った。「まだ仕掛けないと思っていたが、裕友が無理くり仕掛けるような形にしてくれて、僕にもチャンスがあるようにしてくれた」と、感謝の言葉を重ねた。 2日目の2予Aは6位入線で敗退したかに思われたが、2人が失格しての繰り上がり。「レースは失敗だった。繰り上がりだし、スッキリしたレースはできていない」と決勝進出にも不完全燃焼だ。 弥彦でも山崎賢人の世界選金メダルの話題が選手間で広がっているが、河端は2021年の夏まで、10年以上に渡りナショナルチームに在籍。2018年には世界選ケイリンで銀メダルを獲得。25年ぶりのメダルを、〝ケイリン〟母国の日本にもたらした。「僕のはラッキーパンチだった。賢人君の金メダルはすごい。一緒にやっていた仲間なのでうれしいですね」と、この件ではトレードマークの笑顔を見せた。 決勝には脇本雄太、新山響平、寺崎浩平と3人の元ナショナルチーム勢が勝ち上がった。「負けないように頑張りたい」。決勝は昨年同様に単騎戦。競輪での〝金メダル〟へ、脚力を爆発させる。