「美髪意識が高まり投資増えている」 8.5万円高級ドライヤー 髪質ごとのケアメニュー搭載 パナソニックが9月発売
パナソニックは、20年目を迎えたヘアドライヤー「ナノケア」史上、最高級モデルの新ライン「nanocare ULTIMATE(ナノケア アルティメイト)」シリーズを9月1日に発売する。水分発生量を最大10倍にした高浸透ナノイー第2世代を開発し、ナノケア史上最高のうるおいを実現。「しっとり」「さらさら」といった髪質に合わせてケアできるパーソナルメニューを搭載し、ドライヤーの新たな価値の提供を目指す。最上位EH-NC80の価格は税込み8万5000円前後を想定する。 【関連写真】髪質に合わせた4つのパーソナルメニューを搭載した NC80は、コア技術のナノイーを進化させ、MOIST使用時で水分発生量を最大10倍に増やした第2世代の高浸透ナノイーを搭載したのが特徴だ。2022年発売品に比べて髪へのうるおいは1.2倍に高まった。 高浸透ナノイーが補水、ミネラルが補修、マイナスイオンが補整の役割を果たし、それらの発生量をコントロールすることで、しっとりとまとまる髪「MOIST」、くせを伸ばし指通りのよい髪「STRAIGHT」、ふんわりボリュームのある髪「AIRY」、さらさらな髪「SMOOTH」という4つのパーソナルメニューを実現した。 新搭載の高回転モーターが作り出す高圧・高速の風を新速乾ノズルが拡散して広い範囲に風を届けることで、従来品より1.5倍速乾性能を向上している。 同社くらしアプライアンス社ビューティ・パーソナルケア事業部ビューティビジネスユニットの中村正治BU長は「美髪意識の高まりでドライヤーへの投資が増えており、理美容事業は30年に3000億円を目指す。まずは27年にアジアで台数、金額でナンバーワンを目指す」と意欲的だ。 同社は、家庭用ヘアドライヤー国内出荷台数のシェアが12年連続1位(日本電機工業会出荷台数ベース/12年度~23年度実績)を獲得。「ナノケア」シリーズは、05年の発売以来、今年3月で国内累計販売台数が1700万台を達成した。
電波新聞社 報道本部