なんと「ハンモック」付き! 板張り床で快適に車中泊できる「おしゃれ軽バン」は見た目や足まわりも凄かった!
車内が広くてテントよりぐっすり眠れるエブリイに乗り換え
以前はジムニーに乗っていたという愛知在住のMさんが、YouTubeを見てひと目惚れしたのが徳島・アウトクラスカーズのエブリイ。同社はスズキ車のリフトアップカスタムを得意としており、そのエブリイは日本国内でも有名な外資系スーパーをモチーフとしたロゴが入ったデモカーで、自動車誌などのメディアで知られた存在である。 【画像】板張り床の車内やハンモック、シャコアゲした外観などをチェックする(16枚) それを見て「あのデモカーと同じ仕様で乗りたい」と、ダメ元でお願いしたところ、その熱意を認めてくれて特別にデモカーと同じロゴを入れたコンプリートカーを製作してくれた。バンパーやリフトアップキットなど同社のパーツがふんだんに装着されたエクステリアは、軽自動車とは思えないほど迫力満点。しかもレジャー用途ではなく通勤車でもあるから、周囲からの熱い視線を浴びながら毎日街を走っている。
ホームセンターで素材を調達してフラットなウッドフロアを製作
ジムニーからエブリイへの乗り換えを決意したそもそもの理由は、趣味のキャンプをより快適に楽しむため。エブリイは車内が広いから、多くのキャンプ道具を積んで移動できるのがメリット。 そして車中泊に挑戦してみたかったというのも理由のひとつ。もともと商用車としての顔を持つエブリイだから、ラゲッジは人が横になって眠ることを想定した設計ではない。フロアは凸凹しており、そのままの状態で寝るのはちょっとつらい。そこでホームセンターで木材を購入し、フロアと同じ形状にカットしてフラットなウッドフロアをDIYで製作。 分割式で簡単に取り外せるようにしているため、バッテリーの交換などメンテナンスの支障になることもなし。フロアの下側には住宅用の高さ調整器具を噛ませており、しっかりと水平をキープ。ぐっすり眠る上で必要不可欠なポイントである。もちろん木材選びにもこだわり、なるべく木目がしっかり入った「ウッドらしいウッド」をセレクト。 車内で快適に過ごすためには定期的な換気が重要。車種専用設計の網戸もアフターパーツメーカーから販売されているが、プライバシーの確保など安全性を考慮すると、できれば窓は閉めた状態で休みたい。そこで純正のクォーターパネルを外し、排気用のファンを埋め込んだ自作のパネルに付け替え。このファンから通気用の空間に向けて強制的に排気する。このファンはUSBで駆動し、ポータブル電源を使って作動させる。