セ・パ交流戦 7年ぶりの勝ち越し 広島カープ 首位キープでリーグ戦再開へ(6月14~16日 楽天戦)
貯金を積み重ね、セ・リーグの首位を走る広島カープは、“鬼門” といわれたセ・パ交流戦を7年ぶりに勝ち越してフィニッシュ。その交流戦ラストの3連戦を振り返ります。 【写真を見る】セ・パ交流戦 7年ぶりの勝ち越し 広島カープ 首位キープでリーグ戦再開へ(6月14~16日 楽天戦) ■6月14日(金)vs. 楽天(楽天モバイルパーク) 交流戦の首位、楽天の本拠地・仙台に乗り込んだ金曜日。先発は、1週間前にノーヒットノーランを達成した 大瀬良大地 ですが、序盤からランナーを背負います。3回には3連打で満塁の大ピンチでしたが、6番・浅村栄斗 を渾身のストレートで見逃し三振に。 5回まで無失点の大瀬良は、シーズン防御率が0点台に突入します。大瀬良は、7回まで無失点のピッチングで22イニング連続無失点。勝ちはつきませんでしたが、交流戦の防御率0.00と圧倒的な結果を残します。 大瀬良大地(交流戦 防御率0.00) 7回 球数111 被安打7 奪三振5 失点0 互いにスコアボードにゼロを並べて延長戦に突入し、迎えた11回。先頭バッターは 二俣翔一 。この日、2本目のヒットで出塁します。ここで 新井貴浩 監督は代走に 羽月隆太郎 を起用。その羽月は単独スチールではなく、1番・秋山翔吾 が、今シーズン、2つ目の送りバントを決めて2塁に進みます。 すると、2番・矢野雅哉 の2球目に羽月は思い切りよくスタート。三盗を決めます。 ワンヒットで1アウト・3塁とすると矢野は、「なんとか前に飛ばせば、羽月が還ってくれる」とライトへ犠牲フライ。カープが足を使って先制します。 RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん 「本当に流れる攻撃でした。しびれる試合展開でしたけども、若手がしっかりとアピールして、いい攻撃だったと思います」 そのウラ、すでに 栗林良吏 や 島内颯太郎 を使っていたカープは、新外国人のハーンがマウンドヘ。いまだ無失点のサウスポーは、最速154キロのストレートを軸に三者凡退に打ち取り、来日初セーブ。6人の投手による完封リレーで初戦を1対0でものにしました。(延長11回 楽天 0-1 広島)
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