「1円スマホ」はどこで買える? 規制の現況といまも購入可能な機種はあるのか
ヤマダ電機など大手家電量販店の店頭キャンペーンも要チェック
大手家電量販店では、新生活がスタートする春や年末年始に大きな割引キャンペーンを実施していることが多いです。条件付きや台数に限りがあることもありますが、家電量販店独自の割引が適用されるため、iPhoneを実質1円で手に入れられる可能性もあるためチェックしておきましょう。
「1円スマホ」の注意点 | 回線契約が前提
先述したように、1円スマホは「ショップ独自の割引」をした上で「回線契約を前提とした割引」など複数の割引を同時に適用することで実現しています。そのため、適用条件の1つである「回線契約を前提とした割引」を受けない、つまり回線契約をしない場合は1円での購入は難しいでしょう。 また、回線契約を結ぶことで端末本体を1円で購入したとしても、契約する回線が高額な場合、長い目で見て端末の割引以上に損をするリスクもあります。1円スマホを購入する場合は、端末価格だけでなく回線の料金プランの価格にも注意しましょう。
「1円スマホ」の注意点:すぐ解約するとブラックリストに掲載される可能性
「一括1円」の場合、1円の支払いのみで端末は「自分のもの」になります。そのため、端末購入後すぐに回線契約を解約することで、「端末のみを安く手に入れる」ことが可能です。しかし、実際は「販売店の極端な値引き」の抜け穴をつくような行為であるため、購入後即時の契約解除は、販売店のブラックリストに掲載されるリスクをはらんでいます。 また、1円スマホを転売目的で購入する人も中には存在します。これらの行為は、NHKでも特集番組が組まれるなど、社会問題に発展しています。いずれにせよ、即時の契約解除や転売目的で1円スマホを購入するような行為は避けましょう。 参考元:NHK クローズアップ現代「スマホ“乗り換え転売”の罠 知らないうちに犯罪に!?」 今回は2024年現在の「1円スマホ」の現況や、いまでも購入できる機種について解説しました。2023年12月の規制が入ってからは、大々的な「1円スマホ」の販売は少なくなりました。しかしワイモバイルなど一部キャリアでは、格安スマホを中心に「1円」での販売は引き続き行われています。 とはいえ品揃えが少なくなってしまったことは事実。たとえば1円スマホを以前は取り扱っていた楽天モバイルは、2024年7月現在は1円スマホではなく「1円ポケットWi-Fi」を提供しています。またハイエンドスマホを「1円」で入手することは、2024年7月現在、筆者が調べた限りではどのキャリアでも難しいと見られます。
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