プロフィールで惹かれた男性が次々と断わる、東大卒・年収1500万「40代女性医師」のとんでもない婚活
慶応大学卒の40代公認会計士の春菜さん(仮名)も苦戦中。プロフィールシートを作る際にも、「料理をするつもりはないです。それぞれ自分で買うなり外食するなりすればいいと思うので、その希望を書きます」と言います。 「それなら、せめて『平日はお料理を分担して下さる方が希望です』『土日は2人で一緒に作れると嬉しいです』などと歩み寄りましょう」と促しても、「なぜ私がそんなふうに書かなければならないんですか。何時に仕事が終わるかなんてわからないので無理です」と春菜さん。
なんとか譲歩して「人生をともに楽しむパートナーとして、家事を協力しあいたい」と書いてもらいました。婚活では、相手に対して「私と結婚すればこんなメリットがあります」ということもアピールする必要があります。自己主張だけでは成婚は遠のきます。 また努力家で仕事に精力的にこなしているのはいいのですが、お見合いで、「私はこんなに頑張っているのに、世間の大半の人は頑張っていない」という態度をとったり、不満を顔に出してしまうことも。
■男性のことを「くん」と呼んでしまうクセ 男性のことを「○○くん」と呼んでしまうクセもありました。お見合いで「○○くん、それ本気で言ってる? それがどうしたの?」などと言ってしまうので、その都度、私が相手にお詫びの電話を入れています。 さらに「結婚したら私の実家の○○県に住むよ」と、相手の意見も聞かずに言い切ってしまう。「だって、○○くんは私よりも稼げてないよね。実家なら家賃もかからない。私に付いてくるしかないでしょう」という発想です。
多くの方が「結婚相談所に入りさえすれば結婚できる、魔法使いのようにポンと結婚相手を用意してもらえる」と思っています。特に美咲さん、春菜さんのような高学歴、高収入の方は「自分は相手を選べる立場である」という思い込みが強い。 「私は優秀だから結婚だって簡単にできるはず。誰もが優秀な私と『結婚したい』と思っているはず」と思い込んでいます。しかし、それは勘違いです。 美咲さんにしても春菜さんにしても、カウンセリングではプライドを傷つけないように「あなたのような優秀な人はそうそういないので、あなた以上の人を探すことは難しい。だから、あなたを応援してくれる人を探しましょう」「相手を思いやることができなければ、結婚しても長くは続きませんよ」と、結婚は人生のパートナー探しであることを少しずつでもわかっていただけるように伝えています。