モデル名に“パリ”がついた最高峰モデル アシックス「メタスピード」シリーズ最新作のポテンシャル
カーボンプレートを搭載した厚底ランニングシューズが一般化し、メーカー間による開発競争はますます激化している。アシックスは2タイプのトップモデルを継続的に展開。 ストライド型のランナー(歩幅が広いタイプ)には「METASPEED SKY(メタスピード スカイ)」シリーズを、ピッチ型のランナー(歩幅が小さく回転数が高い)には「METASPEED EDGE(メタスピード エッジ)」シリーズを推奨してきた。 モデル名に「PARIS(パリ)」とついた最新作はどのようなアップデートが施されたのだろうか。
ミッドソールとアッパーに新素材を採用
最新作「METASPEED SKY PARIS(メタスピード スカイ パリ)」、「METASPEED EDGE PARIS(メタスピード エッジ パリ)」のミッドソールには、新しいフォーム素材、FF TURBO PLUS(エフエフ ターボ プラス)が採用された。 「FF TURBO PLUSは、スカイ プラスと エッジ プラスに採用されていたFF TURBOと比較すると、約8.0%軽く、反発性が約8.2%、クッション性が約6.0%向上しています。着地と同時に変形、圧縮し、素早く元の形状に戻ることで、跳ね返るような感覚が得られ、 ストライドを伸ばすことが可能になります」と、トップアスリートが勝てるシューズを開発するアシックス Cプロジェクトのリーダー、竹村周平氏。
また、共通のアップデートポイントとして、ラスト(足型)が新しくなり、アッパー素材がモーションラップアッパー2.0に変更された。 「アスリートの足形を分析し、また彼らの要望に応え、アーチ部のサポートを高めた新しいラストを採用しました。モーションラップアッパー2.0は軽量で通気性に優れた素材で、足とシューズの一体感、フィット性を追求しました。通気性を重視したのもアスリートたちの要望によるものです」 ラストの変更でアーチ下の隙間は約7.2%埋まり、アッパー素材の変更によって通気性は約8%向上したという。トップアスリートからの評価も高いそうだ。
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