ただの老害!? 「インターネット、はて?くらいの素人なのに…」最先端技術を競う職場で、年配の経営者の意見を無視した結果…
新卒から入社した企業で約20年研究員・技術員として働いています。ええ。ヒラです。管理職試験には見事に落ちました。ですが、『管理職』と『研究員としての能力』はまた別のお話(と思いたい)。ゴホン。えーっと。現在、特許が絡む比較的『最先端』な技術に取り組んでいます。AIやプログラムと自らの専門分野を生かした技術です。 【あわせて読みたい】「この会社、ヤバくない…?」改革を怖がる“何もしない”上司のせいで停滞していく、昭和的企業のリアル ちなみに、プログラミングは10年前に「これからはプログラミングが来る!算数・数学を一から勉強し直します!上手く行けば在宅で勤務とかできるかも!」と意気込み、紆余曲折の末に何とか軌道に乗せてきました。現在のスキルならば、明日にでもオール在宅で勤務できる腕前にはなっています。しかーし、所属する企業は、コロナ禍は一時、在宅を推奨していましたが直ぐに『完全出社』へ。相変わらず毎日出社しているのでございます。 さてこんな私ですが3年前。「これは……!早急に特許を申請しなくては!」という技術を確立することができました。特許を申請しまーす!と所属企業に話を持っていくと、思いがけず横やりが入りました。 その横やりを入れてくる人が、ちょっと上の上司とか同僚くらいだったらまだ良いのです。何度も接触するチャンスはありますし、相手の人となりも分かっています。彼ら彼女らの欲しい情報やこだわる癖も何となく把握しています。 一番困るのは、結構な立場の方からの
『個人の感想』という横やりが困る
そうです。ご年配のご感想。村で言えば長老・村長クラスと言えばよいでしょうか。ぶっちゃけ、周囲の人々はその方々を内心どう思っているかは知りませんが、とにかく集団の中で立場・位が高い人。結構な広範囲で決定権を持っている人です。 企業では、立場が高ければ高い程、個人の感想ではなく『その企業の意見』になってしまいます。 怖いものです。だって、長老クラスの方々は、私が手掛けているAIやプログラミングの技術の技の字も知らない人なんです。 よく考えると企業での立場はかなり上ですが、この分野はズブの素人です。 「インターネット、…はて?」くらいの人です。 でも決定権があるので結局その人が決めるんですよ。しょうがない。組織ってそういう仕組みなのだ。 でね。 何が言いたいかと言いますと、私がプロジェクトリーダーを務めるある研究。 3年前に「特許を取らなくてもいいんじゃない?こんなの権利化できないでしょ。」と年配の経営者の方々から猛攻撃を受けました。 しかーし、命令をガン無視ししました。ガン無視は聞こえが悪いな。のらりくらりと無視したのです。 当時の私は、「ははは~~確かに権利化出来ないかもしれません~でも念のため取らせてくださ~~ほほほ~」 ここまで舐めた言い方はしていませんが、柳のようにゆらゆらと動き回り、特許申請を社内で合意させました (いろいろ省略しますが、心が折れそうなくらいめっちゃくちゃ大変でした)。 当時は煙たがれましたし、生意気な研究員だって思われていたでしょう。だからこそ管理職試験に落ちたかもしれない・・(その節、かなり濃厚) 当時の長老、おっと間違えた。幹部達はぎりぎりまで、「ぽにさんの技術やアイデア、この分野とAIやIT知っている人ならば誰でも思いつくみたいじゃないか。」と言う人もいました。