放っておけばカビ・ダニの温床に。梅雨入り前のおうちメンテナンス。
月1回、洗濯槽専用クリーナーを使う。
「洗濯槽の掃除は、専用クリーナーを使うのが一番。洗濯機の種類で異なりますが、縦型は泡立ちがよく汚れを剥がすイメージの酸素系(過炭酸ナトリウム)、ドラム式は誤作動の元になるので泡が立たず汚れを溶かすイメージの塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)を。いろいろな製品がありますが、汚れをしっかり取るためには説明書どおりに使うのがコツ。梅雨の時季は月1回の頻度をおすすめします」
縁やゴムパッキン部分も拭き取る。
「洗濯槽の縁やゴムパッキン部分も汚れやすいので、ウエスに消毒用エタノールをつけて拭き取りを。特にドラム式はドアの内側の大きなゴムパッキンの裏側も忘れずに。ちなみに洗濯槽は湿気がこもりやすいので、使った後はフタを開けておくほうがカビの発生は抑えられます」
【冷蔵庫|野菜室】野菜についてきた土や残ったクズがカビの温床に。
「野菜は基本的に微生物が棲む土の中で育つので、表面に細菌もカビの胞子もくっついています。さらに、野菜室は冷蔵庫の中で一番温度が高いため、野菜についてきた土や野菜クズを放置しておくと、それをエサにカビや細菌も繁殖」。 冷蔵庫の掃除は気温が低く食材が傷みにくい冬がベストといわれるが、「野菜室は庫内のほかの場所と比べても菌の検出数が多いことで知られているので、除菌も兼ねながらマメに掃除を」。
水拭きNG、消毒用エタノールで。
「野菜室が取り外せるなら、食器用中性洗剤を使って丸洗いをするのが手っ取り早いですが、普段は手軽に拭き取る方法を。水拭きすると野菜の土やクズについたカビや細菌を塗り広げてしまうこともあるので、ウエスに消毒用エタノールを吹きかけて拭き取りましょう」
冷蔵庫は一度にまとめて掃除しようとすると大変なので、棚が空いたらその都度サッと拭き取ることが大事。後でラクになります」