放っておけばカビ・ダニの温床に。梅雨入り前のおうちメンテナンス。
ダニ取りマットは生きたダニに効果的。
「敷布団やベッドマットも、汗や皮脂などの湿気がこもるので定期的に干すか立てるかして乾燥させたいですが、重いのでなかなかの重労働。事前に敷布団やベッドマットの下に除湿シートを敷き、さらにダニ取りマットを置く二段構えで予防を」
シーツの上にバスタオルを敷いて毎日交換。
「シーツは毎日交換するのがダニ・カビ対策では理想ですが、現実的ではない。敷布団やベッドマットになるべく汗が染み込まないように、上半身があたる部分にバスタオルを敷くのはおすすめ。バスタオルなら洗うのもラクでハードルが低くなります」
【浴室|天井と棚】見過ごしがちなだけに、カビの供給源となりやすい。
浴室の床や壁はカビ対策を行っても、天井は意外と見落としがち。 「蒸気は上に上がり結露しやすいので、浴室の天井はよく見ると黒いポツポツがあることが。せっかく床や壁をきれいに掃除しても、カビが天井に残っていたら胞子が舞って床に落ちてまた繁殖し、まるで浴室がカビ牧場のように……」。 浴室の棚も見過ごしがちだ。 「目線より上側と下側は普段気づきにくいので、梅雨前にカビ防止策に着手しましょう」
天井は消毒用エタノールで拭き取る。
天井は真っ先に掃除を。 「目線より高い場所の掃除は踏み台に乗ったりせず、柄が伸びる掃除用ブラシの利用が安全。先端に古タオルを巻き消毒用エタノールを吹きかけて使えば、二度拭きの手間が省けます。普段目が届かずカビが生えやすい四隅、換気扇の際も丁寧に拭き取りましょう」
「中性洗剤とスポンジを使って、隅々まで汚れを溶かして洗い落としましょう。防カビ機能がついた浴室用洗剤があり、特に梅雨時はおすすめです」
【洗濯機|洗濯槽】イヤな生乾き臭の元、 洗濯槽の汚れをきれいに。
「洗濯槽に汚れが蓄積してしまうと、いくら洗濯をしても衣類はきれいになりません」。 洗濯機の洗濯槽は、バケツの中にザルが入っているような構造。 「そのバケツとザルの間に繊維クズ、髪の毛、洗剤のカスや水分が残ると、洗濯槽の裏側にはカビや細菌が繁殖しやすい条件が勢揃い。洗濯物からイヤな臭いがする元になるので、発生源を1つでも減らすために、定期的に洗濯槽クリーナーを使って清潔さを保ちましょう」