スーパーで“逆転現象” 「輸入牛肉」高騰…“国産並み”の値段に 沖縄名物ステーキは…
他の店舗の売り場では、これまで国産と輸入が2対8だったといいますが、この店舗では今、割合が逆転し8対2。国産が売り場をほぼ占めているのです。 ラーテルマルサン・精肉チーフ 吉田剛さん 「どっち(国産・輸入)を仕入れても、同じような価格帯になっているので、輸入牛を少なめにして」 このスーパーでは、輸入牛肉の仕入れ値が以前と比べて2倍以上に高騰。一方、国産はあまり値段に変動がなく、輸入と同じくらいの仕入れ値のものも。そこで、高騰する輸入でなく、“国産をメイン”に販売する戦略にかえたというのです。 記者 「空いたスペースに国産の肉が追加されました」
国産を購入したお客さんは… お客さん(70代) 「値段がそんなに違わないんだったら、国産かなと思って」 店のオープンから1週間、輸入に比べて、国産の売れ行きは2倍ほどだということです。 ◇ 沖縄名物の、あのメニューにも変化が──。 ジューシーでやわらかい、アメリカ産牛肉のステーキ。“気軽に食べて欲しい”との想いを込め、創業当時から、“1000円”にこだわってきましたが… やっぱりステーキを運営 ディーズプランニング 義元大蔵社長 「今、1000円で出そうと言っても、全てのものが高騰してるので、厳しくなってきてます」
この1年で約1.5倍になったという、仕入れ値に耐えきれず、1000円だったステーキを値上げしました。(やっぱりステーキ 120g ※サラダ・スープ・ご飯セット 1390円) ただ、お客さんが“値段を気にせず食べられるメニュー”は残したいということで、牛肉以外にも目を向け、“チキンの1000円ステーキ”を考案したということです。(チキンステーキ220g ※サラダ・スープ・ご飯セット 1000円) また、新たな方針として、国産牛肉の提供に力を入れた新たな店舗をオープンしました。ターゲットは外国人観光客で、国産牛の料理など、高価格帯のメニューを提供していくということです。(やっぱりステーキプレミアム店 ※現在は事前予約制)