クリスマスケーキに欠かせないイチゴに異変 猛暑の影響で不作 卵も高騰でケーキ店に暗い影
メ~テレ(名古屋テレビ)
クリスマスまで1カ月を切り、ケーキの予約も本格化しています。しかし今、ケーキに欠かせない食材が危機に直面しています。 クリスマスケーキに欠かせない“赤い宝石”イチゴ。そんなイチゴが、ピンチを迎えているというのです。 「この10年くらいの中で初めての現象が起きている。実がならない。花が咲かないということは花芽が出てくるのが遅いということなので遅れることしかない」(観光農園花ひろば 吉川育美 園長) 愛知県南知多町の「観光農園花ひろば」では、1万8000本ほどのイチゴを栽培しています。 例年12月ごろには収穫の時期を迎えますが、今年は赤くなったイチゴは数えるほどしか実っていません。 「来月中旬ぐらいからイチゴ狩りをスタートする予定だが、イチゴが1カ月ぐらい遅れている。ケーキ用の出荷も大変盛んで、イチゴをケーキ屋や市場に卸すが、ちょっと今年はないと思う」(吉川園長)
不作の原因は猛暑
今年はクリスマスケーキ用の出荷を断らざるを得ない状況だといいます。不作の原因となっているのがーー 「夏の暑さが長すぎた」(吉川園長) そう、今年の猛暑です。イチゴは一般的に花をつけるためには、1日の平均気温が25度を切ることが条件の一つとなっています。しかし、今年は9月下旬になっても最低気温が25度を下回らない日があったといいます。 「仲良くしているイチゴ屋さんからも今年は遅れ気味だと聞いている。今年はクリスマスケーキのイチゴが苦戦すると思う」(吉川園長)