「ビッグチャンスで何回も外している」アビスパ福岡・佐藤凌我が抱くFWの責任 次戦で約2カ月ぶりゴール誓う
J1アビスパ福岡は24日、パナソニックスタジアム吹田(大阪)で4位のG大阪と戦う。リーグ戦6試合未勝利で9位に位置する福岡にとって、上位撃破で勢いを取り戻したいところ。前線でプレスの切り込み役を担うFW佐藤凌我(25)は「前線の選手が(守備の)迫力と精度を上げて、みんなでつながっていければ」と積極的な守備を誓った。 ■鉄壁の守備!田代&松岡&村上がゴールを死守【写真】 2試合ぶりにスタメン出場した17日の新潟戦は、特に前半はプレスが機能せずに防戦を強いられ、佐藤は後半10分に交代した。「嫌な位置に立たれ、うまく相手に(守備を)はがされて(前後左右にボールを)散らされた。大事なのはやっぱりファーストチョイス。どれだけパスコースの制限をかけられるかで、後ろの選手も変わってくる」と、より思い切って相手に重圧をかけるプレスを心がけた。 今季はリーグ戦15試合で2得点にとどまり、6月16日の鳥栖戦を最後にゴールが遠ざかっていることにもどかしさを感じている。7月14日の広島戦では前半41分、8月7日の湘南戦でも前半24分にそれぞれ絶好の先制機で決めきれなかった。「ビッグチャンスで何回も外している。ゴールがちょっと遠いので頑張っていきたい。前線でボールを収めて時間をつくれば攻撃の時間も長くなるので、そこもトレーニングしたい」。約2カ月ぶりのゴールとともに、攻撃の起点としての役割も自覚した。(末継智章)
西日本新聞社