Jリーグマスコット総選挙・中間発表10位のグランパスくん直撃 ── 名古屋弁で巻き返し誓う
Jリーグ・名古屋グランパスの公式マスコット「グランパスくん」は、中日ドラゴンズの「ドアラ」とともに愛知県の元祖ゆるキャラと言っても過言ではない。だが、ここ数年は岡崎の「オカザえもん」や半田の「だし丸」くんの活躍に押され気味との声も。そんな中、Jリーグおよび各Jクラブマスコットの頂点を決める「Jリーグマスコット総選挙」が現在行われており、中間発表でグランパスくんは10位につけている。今年こそはV字回復の躍進に期待を込め、巻き返しを期待したいところだが、そんなグランパスくんを直撃し心境を聞いてみた。
グランパスくん「あの頃はボクも輝いとったわ」
今年で3回目となる同選挙。Jリーグのクラブマスコット全40体の頂点を決める選挙で、1位になったマスコットをセンターポジションとして集合写真を撮影。その画像はさまざまな媒体で使用されるため、各クラブのマスコットはみんな躍起になっている。 グランパスくんのこれまでの選挙結果は2013年8位、2014年12位。そして13日に発表された今年の中間発表では10位につけている。この順位を受け、グランパスくん自身はどのように受け止めているのか。そのあたりを直撃して聞いてみた。 「みんながボクのことを“カワイイ、カワイイ”言うもんで、調子に乗っとったら一昨年と昨年は順位が低くて、元祖ゆるキャラとしての面目まるつぶれだがね…。振り返れば2007年、JOMOオールスターサッカーで『マスコットアトラクションMVP』を獲得。あのころは、ボクも輝いとったわ…。今年は、クラブも『愛されたいクラブ宣言』をしたもんで、是非ボクにも愛の一票を!」と、名古屋弁を交えながら、意識が高い。 さらにクラブの選挙対策本部長の佐藤剛史ホームタウン担当も「過去2年間のマスコット総選挙。過去の栄光のみを糧に戦った結果、グランパスくんは惨敗してしまいました。今年こその思いを胸に、1年間、ホームタウンの皆さまお一人お一人のお声を伺ってきました。そして、いよいよ雪辱の時がやってきたのです。中間発表での順位はまだまだですが、なんとしても“政権交代”の4文字を実現させるために断固勝つ!今後の皆さまの清き一日一票をお願いし、選対本部長としての挨拶とさせていただきます」と力が入っている様子だ。
ファン・サポーターの間では“師匠”と呼ばれるグランパスくん
今年からJ1が2ステージ制に移行することでも話題を集めているJリーグ。3回目を迎えるマスコット総選挙で開幕前の盛り上げをはかる。ファン・サポーターの間では“師匠”と呼ばれ親しまれているグランパスくん。愛知・名古屋ゆるキャラ界の古豪復活の期待を込め1位を獲得し、名実ともに堂々たる存在になれるだろうか? 同選挙の投票は23日まで。最終結果の発表は、6位以下は28日午前までにJリーグオフィシャルtwitterアカウント(@J_League)で。1~5位はFUJI XEROX SUPER CUP 2015中継内ハーフタイムにて発表される。