「指でつついて反応がなかったので、死んでいるなと思いました」大量の虫がついた妻の遺体のそばでテレビを見ていた…なぜ夫は倒れた妻を放置し続けたのか 死体遺棄の罪に問われた夫が裁判で語ったこと
【Q】遺体が腐敗すると虫が湧いたりして不快感があったと思う。生活にも影響があるのにどうして何もしようと思わなかったのですか? ー不快感より憎しみが強くありました。 【Q】なかなか何かしようと思っても出来ないことが多かったのではないですか? ー今は後悔しているところなので、当時の気持ちは思い出せないです。 【Q】相談できる人はいなかったのですか? ーいなかったです。妻の両親でも生きていれば、相談できましたが、友人もいなかったので、したくても出来なかったというのが正しいかもしれませんね。 【Q】支援員の方とは3度会いましたね? ーはい 【Q】自分の思いや困っていることも相談できましたか? ー自分としては出来たように思います。 【Q】内容はアクリル板越しに見せてもらいましたか? ーはい 【Q】それに乗っ取って過ごそうというふうに思いましたか? ーはい、最初は一人でアパートなどに住んで過ごそうと思っていましたが、支援員さんの話を聞く中で、グループで活動しようというふうに気持ちが変わっていきました。 【Q】事件後に部屋を退去しましたが手続きは誰が行いましたか? ー息子が行いました。 【Q】部屋の改装、特殊清掃なども息子さんが依頼したんですか? ー部屋の改装は大家さんが独自に依頼しました。私の荷物の準備は息子がしてくれました。 【Q】今回の事件の負担が息子さんに向かっているのではないですか? ー最終的には、金銭的には自分が負担しますが、息子は家を売却し、もろもろを立て替えると言っています。 【Q】今回の事件で生じた金銭負担は最終的には自分で払いたいんですか? ーはい。 【Q】大家さんや周囲の人へは迷惑をかけていませんか? ーそれは思っています。 【Q】今後の更生・妻への供養の気持ちは持てそうですか? ー裁判結果は分かりませんが、社会に出られたら、両親と同じく、妻の供養もしてあげたいと考えています。四国の方でのお百度参りもしたいと思っています。