「指でつついて反応がなかったので、死んでいるなと思いました」大量の虫がついた妻の遺体のそばでテレビを見ていた…なぜ夫は倒れた妻を放置し続けたのか 死体遺棄の罪に問われた夫が裁判で語ったこと
【Q】金銭についてはどうですか? ー私が働いて得たお金も家内に一度預けて小遣いをもらっていました。次第に小遣いもくれなくなっていきました。 【Q】食事も満足にとれていないうえに小遣いもないので、追い詰められていたのですか? ー自身の食べ物がないばかりか、妻は自分の好きなものを買って、同居しているリビングで食べていました。 【Q】夫婦としての会話はなかったのですか? ーそれはなかったです。同じ家にいても会話はなかったですね。 【Q】顔を合わせることはなかったのですか? ー顔は合わせるが、妻は自分の部屋に入り込んでしまっていました。 【Q】あなたも自室で過ごすことが多かったのではないですか? ー私は仏間が自分の部屋のようになっていましたが、そこよりテレビの設置してあるリビングにいることが多かったです。 【Q】調書によると、16年家庭内別居だったそうですが、お互いに労わりあうことはなかったのですか? ーそれはありませんでした。 【Q】部屋がゴミだらけでしたが、ゴミだらけになったのはいつからですか? ー覚えていないです。 【Q】片付けることはなかったのですか? ー片付けようとは思っていましたが、それを行動することはなかったです。 【Q】妻に認知症の兆しを感じることはなかったですか? ーそれは分かりかねます。 【Q】妻が倒れているのを発見したのはいつですか? ー6月上旬ころだと思う 【Q】遺体を動かしたりしたことはありませんでしたか? ー6月上旬に倒れているのを発見してから、倒れていた場所にそのままにしていました。指でつついたことはありましたが、動かしたことはありません。 【Q】生きているか確認はしませんでしたか? ーしていません。指でつついて反応がなかったので、死んでいるなと思いました。 【Q】死人がいて、パニックになったと思いますが、誰かに連絡しようと思いませんでしたか? ー当時は憎しみが強かったので、誰かに連絡を取ろうとはおもいませんでした。