「指でつついて反応がなかったので、死んでいるなと思いました」大量の虫がついた妻の遺体のそばでテレビを見ていた…なぜ夫は倒れた妻を放置し続けたのか 死体遺棄の罪に問われた夫が裁判で語ったこと
【Q】あなたは支援員として中長期的に被告人に関わっていきますか? ーはい 【Q】支援計画については、既に市などにも相談していて本人も同意しているのですね? ーはい ■検察官→証人への質問 【Q】入居の確約は取れているのですか? ーまだできていません。早ければ今月中に行える予定です。 【Q】入居希望者が今回の事件の被告人であると先方は認識しているのでしょうか? ーはい、市を通していますので、そのあたりもお伝えしてあります。 【Q】今回の入居の費用は誰が持つことになるのですか? ー本人です。本人の支払う金額は、本人の年金によって定まっていくことになります。 【Q】入居前に裁判が終了した場合はどうするのですか? ー親戚に頼ったり、シェルターなどに居住してもらいます。 【Q】親戚に頼れるのですか? ー2家庭あります。 【Q】その親戚への連絡は取っているのですか? ーまだ取っていません。 証人質問の後、弁護側・検察側から被告人への質問が行われました。 ■弁護人からの被告人質問 【Q】今回、妻を死体放置したことで裁判になっているが、どう思っていますか? ー最初は憎い気持ちがあったが、今は後悔と反省をしています。 【Q】どのようなことをきっかけに反省しましたか? ー当初は憎しみだけの一方的な思いであったが、調べを受ける中で自身の行動を反省していきました 【Q】妻への憎しみというのは今は消えていますか? ーそれを聞くのは勘弁いただきたい 【Q】被害者である妻に感謝したようなエピソードはありますか? ー子どもがなかなかできなかったが、子どもができ、母親(被告の母)に報告させてくれたこと、母が亡くなったときに、他の親族が誰一人として来ない中、妻と息子だけは黙って札打ちについてきてくれたこと。雪の中で共に札打ちをしたことを思い出して反省し、後悔している。 【Q】当時は憎しみがあり、金銭・食事について恨みや憎らしさがあったということですが、まず食事についてはどのような恨みがありますか? ー詳しい時期までは覚えていないが、今年4月中頃から、3食を出してくれなくなりました。朝は自分で作りましたが、昼と夜は妻が作ってくれなかった。当時は恨みを持っていましたが、今は思っていません。