【陸上】日本人3人目の9秒台をマークした小池祐貴は準決勝敗退 男子100メートル
<陸上:日本選手権>◇29日◇第3日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇男子100メートル準決勝 9秒98の日本歴代3位タイの自己ベストを持つ東京五輪代表の小池祐貴(29=住友電工)は、10秒34(向かい風0・2メートル)で5着に終わり、準決勝で敗退した。 予選も組2着で通過したが、タイムは10秒30(追い風1・3メートル)と本来の伸びを欠いていた。 昨季から米ロサンゼルスに拠点を移し、00年シドニー五輪金メダリストのモーリス・グリーン(米国)らを育てた名コーチのジョン・スミス氏と契約。「これで駄目だったら、もう才能がないんだろうなと諦められる」と、不退転の覚悟で競技に取り組んできた。 19年に日本勢3人目となる9秒台をマークしたが、21年東京五輪は予選敗退。23年世界選手権は400メートルリレー(3走)で5位と存在感を示したが、個人での世界選手権出場は逃していた。 東京五輪の100メートル代表は山縣亮太(セイコー)、多田修平(住友電工)がいずれも故障で今大会を欠場し、五輪出場を逃している。