ペレス、16番手でSQ1ノックアウト。トラブルとルクレールとの小競り合いが痛手に「ポテンシャルはあったと思う」
F1第23カタールGPのスプリント予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは16番手。SQ1でノックアウトという結果に、「ポテンシャルはもっとあったと思う」と振り返った。 【リザルト】角田裕毅はSQ1敗退。F1カタールGP:スプリント予選結果 レッドブルRB20の戦闘力ダウンの影響も受けて、ここ最近は苦しいレースが続いているペレス。前戦ラスベガスGPでQ1敗退した際には「マシンに根本的な問題がある」と厳しい状況について吐露していた。 迎えたカタール戦はスプリントフォーマットとなるため、金曜はフリー走行を1セッション走った後にスプリント予選が行なわれた。ペレスはフリー走行で18番手に沈んだが、スプリント予選に向けてマシンが改善された感覚があったという。 しかしながらスプリント予選ではSQ1で16番手に沈みノックアウト。土曜のスプリントは下位グリッドからのスタートとなってしまった。ただペレスは、この順位が自分たちのパフォーマンスをそのまま反映したものではないと感じているようだ。 SQ1は全車ミディアムタイヤを履いて行なわれたが、コース上でのトラフィックも懸念されるため、各車セッションの早い段階からアタックをしつつ、タイムを上げていった。しかしペレスはトラブルでコースインが遅れただけでなく、ラストアタックのホームストレートからターン1にかけて後ろから接近してきたフェラーリのシャルル・ルクレールと争う形になってしまい、タイムを失ってしまったという。 ペレスはSQ1で起きたことについて次のように説明する。 「残念なことに少し(コースに)出るのが遅くなった。アンチロールバーのひとつに問題があったんだ」 「そして最後のアタックに入るにあたり、みんながギャップを広げていったんだけど、シャルルがやってきてターン1で争う形になった。そこでコンマ数秒を失ってしまい、ノックアウトを回避することができなかった」 「フリー走行から予選に向けてはマシンがかなり進歩していた感覚があったから残念だ。ポテンシャルとしてはもっとあったと思う。ここで終わってしまって残念だ」 翌日に行なわれるスプリントはわずか19周しかなく、ポイントも上位8台にしか与えられないため、ペレスとしても厳しい状況。彼は「かなり難しいと思う。短いレースになるから、僕たちにできることがたくさんあるとは思わない」としつつ、「今は残りの週末に向けて集中したいと思う。とにかくやってみるよ」と語った。
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