角田裕毅「なぜ遅いタイミングでアタックに出そうとしたのか…」スプリント予選17番手に不満…VCARB幹部は「ターン12~14でタイムを失った」|F1
2024年F1第23戦カタールGPスプリント予選を終え、角田裕毅がコメントを発している。 【動画】角田裕毅「なんで急かされたのか意味がわからない!」 カタールGPスプリント予選17番手で痛恨のSQ1敗退…無線で不満あらわ 角田は60分のみのFPではフェラーリ、マクラーレン勢に続く5番手という内容で29日後半のスプリント予選に挑んだ。 このSQ1ラストアタックで角田は当落線上のセルジオ・ペレスよりも速いペースでセクター2までを通過するも、セクター3ではコンマ数秒伸びず、17番手という結果に終わった。 一方で僚友のリアム・ローソンはSQ3に進出。このSQ3ではトラックリミット違反により大きくタイム更新することはできなかったが、スプリントでの10番グリッドを獲得している。 金曜日のセッションを終え、角田は「できる限りのことはやったけれど…」とスプリント予選を回顧している。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。 「今日のスプリント予選はタフな結果になってしまった。自分としてできる限りのことはやったけれど、残念ながらパフォーマンスを最大限に発揮できなかった」 「カタールではクルマのポテンシャルは十分にあるはずだと思うので、間違いなくもっといい結果が出せたと思う。ミスはしていないし、何が起きたのかはわかっているので、今夜チームと一緒に今日のデータを解析して、学ぼうと思う」 VCARBのレーシングディレクター、アラン・パーメイン氏は「ユウキのマシンに特に問題はなく、セットバランスにとても満足していた。だがSQ1のアタックでは、ターン12~13~14の高速セクションでかなりタイムを失い、その結果ユウキのラップはSQ1突破に届かなかった」と角田のSQ1止まりについて説明している。
その一方ミックスゾーンで角田は「なぜ遅いタイミングでアタックに出そうとしたのかがわからない。僕はスプリント予選中、ずっと急かされる状況になってしまった。適切なトラックポジションにいたとは思えない」とも語っており、生中継中には無線で不満をあらわにするシーンも確認されている。 スプリントレースは8位までしかポイントが与えられないこともあり、角田にとっては決勝で上位グリッドを獲得するために、ここからの巻き返しが期待される。 そのためにも土曜日はスプリント~予選において、いかにしてパルクフェルメ前にマシンバランスを合わせ込み、本番でしっかりポテンシャルを引き出せるのかが重要となりそうだ。
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