モーガン プラスシックスが生産を終了!記念モデル「ピナクル」は世界限定30台ぽっきりだ
プラスエイト以来の50年以上の系譜に終止符を打つ
2024年10月23日、エスシーアイはモーガン プラスシックス(MORGAN PLUS SIX)の生産終了を記念した世界限定30台の「プラスシックス ピナクル(PLUS SIX PINACLE)の販売を開始した。 【写真はこちら】ピナクルのロゴは、日本の寄木細工からインスピレーションを得たもの(全9枚) プラスシックスは、2019年に発表されたモーガンの新デザインストラクチャーを具現化した最初のモデルだ。CXジェネレーション接着アルミニウム プラットフォームを採用した最初のモーガンであり、またターボエンジンを搭載した最初のモーガンでもある。5年間でヨーロッパとアジア全域の顧客に約1000台の⾞両が納⾞され、その控えめなパフォーマンスで広く賞賛されている。 その生産は、2025年早々に終了する予定だ。今回の生産終了を記念した限定モデルは、最後のハイパワー クラシックシェイプのモーガン スポーツカーを象徴するものであり、プラスエイト(PLUS 8)の⽣産開始以来50年以上にわたる系譜に終⽌符を打つものとなる。 この限定車「プラスシックス ピナクル」には、「ブリッジ of ウィアー」との共同開発による3種類の新しいモーガン レザーオプション、フォーン/エクスプロア/リビエラを中心としたスタイリングの3種類のインテリアパックが用意される。フォーンは明るいキャメル タン、エクスプローラは小石目調のダークブラウン、リビエラはソフトブルーとなる。 プラスシックス ピナクルは、エクステリアを引き⽴たせるために可能な限りニュートラルになるように開発され、サンプル塗装を含め、どのような外装色にも追加料⾦なしで対応可能だ(カラーコード指定により選択可能。⼀部を除きソリッドとメタリックは追加料⾦なし、パールは価格応談)。
新フラッグシップは2025年に発表予定
新素材の探求を続け、インテリアのレザーオプションを補完する天然シープスキン カーペットを採用。カーペットは3種類のレザーオプションと完璧にマッチするカラーで、深いパイル地のカーペットは滑らかなレザーに対して⾼い質感のコントラストをもたらす。また、さまざまなシートステッチのパターンも用意される。 コクピットまわりには、モーガンの限定特別プロジェクト「ミッドサマー」で初めて採用されたチーク材が用いられ、チークベニアのセンターコラムとソリッドチークのダッシュボードローワーレールが装備されている。日本の寄木細工からインスピレーションを得たピナクルのロゴは、センターポールベニアにアルミニウムではめ込まれている。 ホイール、ストーンガード、ダッシュボードにサテンウォーム シルバー(ミネラルシルバー)仕上げが施されている。この色は、シャンパンと勝利を連想させる色として選ばれ、どのような外装色と組み合わせてもニュートラルになるよう、柔らかく仕上げられている。さらに、ポリッシュ仕上げのル・マン スタイルの跳ね上げ式フュエルフィラー キャップも装着される。 限定30台のプラスシックス ピナクルは、モーガンのピッカースレイ ロード工場で製造される伝統的なウイングシルエットを持つ、最後のハイキャパシティ モーガン スポーツとなる。車両価格(税込)は、2249万5000円。なお、モーガンは2025年に新たなフラッグシップを発売する予定だ。 【モーガン プラスシックス ピナクル 主要諸元】 ●全長×全幅×全高:3910×1745×1280mm ●ホイールベース:2520mm ●乾燥重量:1145kg ●エンジン:直6 DOHCターボ ●総排気量:2998cc ●最高出力:250kW(340ps)/6500rpm ●最大トルク:500Nm ●トランスミッション:8速AT ●駆動方式:FR ●燃料・タンク容量:プレミアム・46L ●最高速度:267km/h ●0→100km/h加速:4.2秒 ●タイヤサイズ:前235/35R19、後255/35R19 ●車両価格(税込):2249万5000円
Webモーターマガジン編集部