健大高崎・石垣元気、公式戦高校2年生史上最速の158キロを記録/秋季関東大会
秋季関東高校野球大会第4日が29日、神奈川・等々力球場などで行われた。来年3月に甲子園球場で行われる選抜大会の選考の重要参考資料となる大会の準々決勝で、健大高崎(群馬)が佐野日大(栃木)と対戦。エース右腕の石垣元気(2年)が二回に公式戦高校2年生史上最速の158キロを記録した。 二回に8番打者にフルカウントでの6球目で球場表示で「158キロ」を記録。剛速球は外れて四球となったが、球場はどよめきに包まれた。一回から150キロ超を連発し、一回の2番打者の2球目に自己最速を2キロ更新する156キロを記録。158キロを計測した打者の初球でも156キロを投げた。 高校2年生の公式戦史上最速はこれまで、2013年夏の愛媛大会で安楽智大(済美)、18年秋の岩手大会で佐々木朗希(大船渡)がマークした157キロだった。高校3年生では12年夏の岩手大会で大谷翔平(花巻東)、19年夏の岩手大会で佐々木が記録した160キロが史上最速となっている。(尾﨑陽介) ■石垣 元気(いしがき・げんき) 2007(平成19)年8月16日生まれ、17歳。北海道登別市出身。小学生時代は柏木ジュニアーズに所属。中学生時代は洞爺湖シニアでプレーし、中2で北海道選抜に選ばれた。健大高崎では1年春の県大会からベンチ入り。2年春の選抜大会初優勝に大きく貢献した。右投げ両打ち。178センチ、75キロ。好きな歌手は清水翔太。