夢だった日本代表デビューを達成、「感傷的になりました」と明かすアレックス・カークが感謝を強調するアルバルク東京時代の盟友たち
A東京時代の同僚、吉井について「僕と一緒にプレーしていた時とは全く違う吉井でした」
そして、アルバルク東京で中心選手として一緒にリーグ連覇を成し遂げたかつての盟友たちの存在が日本代表でのプレーを考えるきっかけになったと語り、彼らへの感謝をあらためて強調する。「日本代表でプレーする夢を持った始まりは、(A東京の同僚だった)田中大貴、安藤誓哉、竹内譲次、馬場雄大が代表でプレーして、彼らから『君も将来、代表でプレーすることになるかもね』と言われたことです。そして今日、こうして日本代表でプレーできたのは最高の気分です」 また、同僚と言えば、吉井ともA東京で一緒にプレーしていた。今回は4番ポジションを吉井、5番をカークと2人でインサイド陣を構成してモンゴルを圧倒したが、「僕と一緒にプレーしていた時とは全く違う吉井でしたね(笑)。彼の成長ぶりにとてもハッピーな気分です」と笑顔を見せた。 「おそらく彼と最後に一緒にプレーしたのは2シーズン前のチャンピオンシップの島根(スサノオマジック)戦です。そこから彼はプレーだけでなく、リーダーシップに関しても向上し、周りとよく話すようにもなりました。彼はこのままスローダウンせずに成長を続けていくと思います」 代表の帰化枠はワールドカップ、パリ五輪と2大会続けて大活躍のジョシュ・ホーキンソンがファーストオプションの地位を確立している。だが、故障など不測の事態でホーキンソンを起用できない可能性はあり、カークの存在は帰化枠の層を厚くしてくれる。今回のWindowsにおいて、カークがホーバスヘッドコーチのスタイルにしっかりと適応できたことは大きな収穫の1つだ。
鈴木栄一