子どもにタブレットを見せてはいけない、3つの時間帯とは?
※この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 --------------------------- 子どもがスマホやタブレットを過度に利用することについて、多くの親が危惧を覚えるものだろう。実際、使用を制限するのは、時として難しいこともあるが、せめて特定の時間帯だけでも、子どもをスクリーンから遠ざけた方がいいようだ。フランスでテレビ司会者として活躍するジミー・モハメド医師が、子どもがスマホやタブレットを見るべきでないタイミングについて、自身のインスタグラムで解説している。 【動画】子どもがスマホやタブレットを見るべきでないタイミングについて
朝、学校に行く前
朝の支度をする際、15分間だけ子どもにアニメなどの動画を見せたくなるかもしれない。しかしそれは良くない考えだと彼は注意を促している。刺激が強い画面を見ることで、「朝、学校で、少々気が散ったり、興奮のあまり、注意力が散漫になるかもしれません」
食事中
食卓で、画面に釘付けになっている子どもは、何を食べているかに気を留めず、咀嚼する時間が短くなってしまうことも。そうなると、腹痛や消化不良を引き起こす原因にも繋がる。「食事中、子どもは親と会話をし、交流を深める必要があります。こうしたやりとりによって、子どもの言語能力を刺激することになるのです」と医師は主張する。
就寝前
寝る前にスクリーンを見ることは、子どもにも多大な悪影響を及ぼすという。「覚醒という強力なメッセージを送るスクリーンは、睡眠障害を引き起こす可能性があります」と彼は警告する。画面はブルーライトを発し、睡眠ホルモンであるメラトニンの生成を妨げることになる。そうならないためには、就寝前に絵を描いたり、読書をするなど、気を紛らわすほかの手段をとるのが賢明だろう。
これらの3つの時間帯に画面を見せないようにするのは、最小限守りたいルールであるが、デジタルの専門機関による最新の報告書「À la recherche du temps perdu(失われた時を求めて)」によると、3歳まではスクリーンを見ない、6歳まではできるだけ見る時間を少なくし、それも教育的価値の高いコンテンツに限定して視聴する場合は、大人が必ず付き添う......と、さらに厳密な事項が折り込まれている。子どもを過度にスクリーンに晒さないために、最初にルール決めをしておくことで、賢く付き合っていくようにしたい。 From madameFIGARO.fr text: Carla Buonavia (madame.lefigaro.fr) translation: Eri Arimoto