“電動キックボード問題”が一歩前進? ソニーのブースは大人気
最新のグリーンスローモビリティ
ベンチャーというにはすでに規模が大きいEVメーカー、タジマモーターコーポレーション(東京都中野区)は、住友三井オートリース(東京都新宿区)のブースに新型のグリーンスローモビリティ用のEVを展示していた。 住友三井オートリースは、その名の通り、企業に車両をリース販売している企業だが、昨今の自動車業界の激変ぶりに対応するべく、さまざまな自動車ビジネスへと拡大中だという。その一つが自動運転のコミュニティバスとグリーンスローモビリティだ。 自動運転バスやグリーンスローモビリティは全国に拡大中だが、タジマモーターはグリーンスローモビリティ用の新型車両を展示した。 「新型車両は国内で生産しています。それと従来車両で要望の多かったエアコンも装備して、より快適に移動できるようにしました」と説明員。 従来よりフロアを低床としながらシャーシの剛性を確保するなど、開発には難しい局面もあったらしい。それでいて価格は約800万円からと、輸入して改造した従来車両と比べるとリーズナブルになっているようだ。 今回のジャパンモビリティショービズウィークでは、日本のスタートアップの個性と元気ぶりを感じ取ることができた。製造業は中国や新興国などに拠点を奪われてしまった感があるが、まだまだ日本国内でも対抗できそうな勢いが伝わってきた。 また、最近は電動キックボードの無法ぶりが目立ち、フル電動自転車(モペッド=原付という認識に改められつつある)もナンバーなしのノーヘル状態で、相変わらず走り回っている。このあたりを解決する方策が見えてきたのも収穫であった。 (高根英幸)
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