【福岡ボート・GⅠ周年記念】関浩哉「思い切って良かった」 GP仕様の調整ハマり好気配
<9日・福岡ボート・2日目> 関浩哉がグランプリ(GP)に弾みをつける。2日目10Rは絶好枠からキッチリ逃走。今節初勝利をつかんだ。 次節に迫った大舞台を見据えた走りを見せている。前検日に「GPに向けた強気のペラ調整をする」と宣言した。「強気と言ったのは、乗りやすさや手前のストレスを犠牲にしているから。そこを求めると足がなくなる。GPに出てくる人はみんなエンジンを出してきますから。回った後に他の人よりも出ていくのが理想。出足の重さを自分のターン力でカバーしていきたい」 今回はGP用の調整が功を奏して、舟足は好仕上がり。「直線は普通だが、回り足がいい。ターンの押しや掛かりがある。GPに向けて思い切った調整をして良かった」とニッコリ。順調な足取りで、予選後半の3日目を迎えられそうだ。 「初めてのGP。参加しただけで終わりたくない。気持ちもエンジンも何もかも勝たないと、レースに勝てない。何もかも負けずに頑張りたい」。童顔の勝負師が語気を強めた。初出場で黄金のヘルメットをかぶるべく、まずは今大会で結果を残し、気分よく住之江に乗り込む。