キャディーに好かれる人・嫌われる人の特徴とは? 逆に「客から嫌われるキャディー」もいる!?
ゴルファーに嫌われるキャディーもいる?
では、反対にゴルファーから嫌われるキャディーもいるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。 「昔は、特に名門コースを中心に『自己中心的で横柄なキャディー』を見かける機会がありました。こういったゴルフ場はメンバーシップ制を非常に重んじており、クラブ内での帰属意識や同胞意識もかなり強かったのですが、その雰囲気はゴルファーだけでなくキャディーにも浸透していました」 「そのため、メンバーには優しくホスピタリティーをもって接するのに対し、メンバーの紹介や同伴によって訪れたゲストには素っ気ない態度を見せたり、当たりが強い人もいたのです。そうなると、メンバーは何とも思わなくてもゲストから見れば『名門コースだと聞いて楽しみにしていたのに、接客サービスがしっかりしていない』と低い評価をされる場合もありました」 「また、プレーヤーが林に打ち込んでOBになったかどうか曖昧な状況になった際、『多分大丈夫だとは思いますが、念のために暫定球を打っておいた方がいいかもしれません』と言ってくれたら希望が持てますし、万が一本当にOBに入ってしまったとしても、気分を害することはあまりないでしょう」 「一方で、何の希望的観測もさせてもらえず『あ、OBですね』と即答されたら、多くの人は苛立ちを覚えるはずです。ゴルフは、メンタルでその後のスコアが左右されることも少なくありませんから、良好な関係で18ホールを回り切れるようにするためにも、キャディーを目指す人には丁寧な言葉遣いや積極的なコミュニケーションも求められると思います」 さらに、ゴルフ場のなかにはキャディーの“指名制度”を取り入れているところもあり、現在でもごく一部ながらこのサービスが実施されています。 指名制度と聞くと「夜の街」を連想するかもしれませんが、ゴルフ場の場合はキャディーをゴルファーが選べるようにすることで、キャディー全体の質の向上が期待できるとされているようです。 普段からキャディー同伴プレーを選択している人は、良好な関係性を築けるように振る舞いや言動には十分気を付ける必要があるでしょう。また、セルフプレーしか経験がないという人も、機会があればキャディー付きでラウンドしてみるのも面白いかもしれません。
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