プロ注目左腕「覚醒の瞬間」、2試合連続延長14回タイブレーク…夏の大阪大会「準決勝と決勝では何かが起こる!」【主筆・河嶋宗一コラム『グラカンvol.30』】
高校時代の前田悠伍が最も凄かった2年夏大阪大会決勝、151キロをマークし、大阪桐蔭を完封した福田幸之介
Case:4 2022年決勝 大阪桐蔭7-0履正社 ライバル対決となったこの一戦。大阪桐蔭は前田 悠伍投手(ソフトバンク)の投球が凄まじかったです。ネット裏で見ていて、この試合が高校で一番凄かったかもしれません。大会序盤はフォームが崩れていたという前田投手。反り気味だった立ち方をまっすぐ上げ、体重移動の仕方を見直したと語っていました。この試合は2回と5回に147キロをマーク。この時、伸び上がるような球筋はネット裏から見ていても凄まじさがありました。直球41球投げて、23球が140キロオーバーで、平均球速139.56キロと、前田投手の投球を見た試合では一番速かったです。8回まで投げて無失点の投球。7対0で圧勝しました。
Case:4 2022年決勝 大阪桐蔭7-0履正社 ライバル対決となったこの一戦。大阪桐蔭は前田 悠伍投手(ソフトバンク)の投球が凄まじかったです。ネット裏で見ていて、この試合が高校で一番凄かったかもしれません。大会序盤はフォームが崩れていたという前田投手。反り気味だった立ち方をまっすぐ上げ、体重移動の仕方を見直したと語っていました。この試合は2回と5回に147キロをマーク。この時、伸び上がるような球筋はネット裏から見ていても凄まじさがありました。直球41球投げて、23球が140キロオーバーで、平均球速139.56キロと、前田投手の投球を見た試合では一番速かったです。8回まで投げて無失点の投球。7対0で圧勝しました。 振り返ると、手に汗握る熱戦やプロ注目選手の覚醒など大阪大会の準決勝、決勝は何かが起こります。過去には2011年には大阪桐蔭が5回まで6対2とリードを広げながらも東大阪柏原に大逆転負け。2018年には春夏連覇を狙った大阪桐蔭が履正社に土壇場での逆転勝ちという名試合もありました。 西谷浩一監督は夏の大阪を勝ち上がるのは本当に難しいと語ります。来年以降も大阪大会をぜひ注目してほしいと思います。