ロス五輪世代最強は? 19歳以下の日本人市場価値ランキング1~10位。1位はジュビロ磐田で育った後藤啓介
プロデビュー待たずに北欧へ
5位:永澤海風(ながさわ・みかぜ) 生年月日:2005年1月25日(19歳) 市場価値:25万ユーロ(約4000万円) 所属クラブ:RFS(ラトビア) 2024リーグ戦成績:8試合2得点0アシスト 永澤海風は、ロサンゼルス五輪(ロサンゼルスオリンピック)世代の有望選手で、特に異色のキャリアを歩んでいるアタッカーだ。 ヴィッセル神戸の育成組織で育った永澤は、サイドから果敢にドリブルを仕掛けられるアタッカーで、ヴィッセル神戸U-18では10番を背負う有望株だった。 2023年冬にラトビアのRFSへ移籍すると、すぐに出場機会を得て、2023シーズンは夏までにリーグ戦16試合に出場し、1得点3アシストを記録。その後、同リーグのFKトゥクムスに期限付き移籍し、半年を過ごした後、2024シーズンにRFSへ復帰している。 2024シーズンの序盤、永澤はリーグ戦第13節までに7試合で2得点を挙げたものの、その後は出場機会に恵まれず、5月下旬以降は主にセカンドチームでプレー。ラトビア2部リーグで11試合に出場し、3得点を記録している。 Jリーグでのプロデビューを待たずにヨーロッパに挑戦した永澤の今後のキャリアに注目が集まっている。
U-19日本代表の主将!
4位:市原吏音(いちはら・りおん) 生年月日:2005年7月7日(19歳) 市場価値:30万ユーロ(約4800万円) 所属クラブ:大宮アルディージャ 2024リーグ戦成績:24試合4得点1アシスト 大宮アルディージャの市原吏音は、市場価値が30万ユーロ(約4800万円)で、このランキングのトップ10で唯一のDF登録選手だ。 市原は大宮の育成組織出身で、2022年2月に2種登録され、2023年7月にクラブ史上最年少の18歳5日でトップデビューを果たした。以降はレギュラーに定着し、2023シーズンのJ2リーグ第26節から最終節までフルタイム出場を続けた。J3に降格した2024シーズンは、ここまでリーグ戦24試合に出場して4得点を挙げ、攻撃面でもチームに貢献している。 すでにプロの舞台で多くの試合に出場している市原は、今月行われるAFC U-20アジアカップ予選に臨むU-19日本代表の主将を務めることが決まっている。U-15から各世代別の日本代表を経験しており、今年1月にはAFCアジアカップカタール2023にトレーニングパートナーとしてA代表に帯同していた。ロサンゼルス五輪(ロサンゼルスオリンピック)世代で中心選手になることが期待されている。 市原は大宮の公式サイト上のQ&Aで、今年の目標を問われると、「パリ五輪出場」と答えたが、その目標は叶わなかった。次の五輪に向けた強い思いを抱いていることは間違いないだろう。