ロス五輪世代最強は? 19歳以下の日本人市場価値ランキング1~10位。1位はジュビロ磐田で育った後藤啓介
名門から期限付き移籍中の18歳
3位:早川隼平(はやかわ・じゅんぺい) 生年月日:2005年12月5日(18歳) 市場価値:30万ユーロ(約4800万円) 所属クラブ:ファジアーノ岡山 2024リーグ戦成績:12試合2得点0アシスト 浦和レッズの育成組織出身で、現在はファジアーノ岡山に期限付き移籍している早川隼平は、最新の市場価値が30万ユーロ(約4800万円)となっている。 高校1年生だった2022年2月に浦和のトップチームに2種登録された早川は、翌2023年4月にYBCルヴァンカップの川崎フロンターレ戦でトップデビューを果たし、同年8月にプロ契約を締結。その翌月の湘南ベルマーレ戦で初得点を記録し、大会最年少得点を記録した。 今シーズンは浦和で出場機会がなかったため、5月により多くの出場機会を求めてJ2の岡山に加入。ここまで12試合に出場し、2得点を挙げている。 岡山では主に攻撃的MFを務める早川は、切れ味鋭いドリブルと左足のキック精度が持ち味だ。163cmという身長は空中戦では不利だが、瞬発力を活かして相手の懐に飛び込むプレーができる。がっしりとした体格で、フィジカルコンタクトも苦手としていない。 しかし、8月以降はベンチ外になることも多く、まだ岡山で不動の地位を築いているわけではない。期限付き移籍発表の際、浦和の公式サイトで「今シーズンは、みなさんの前でプレーすることができず、非常に悔しいです。最高のスタジアムの、最高のファン・サポーターのみなさんの前でもう一度プレーするために、必ず成長して帰ってきます」とコメントしていた早川が、今後どこまで成長し価値を高めていけるか注目だ。
すでに不動!
2位:保田堅心(やすだ・けんしん) 生年月日:2005年3月5日(19歳) 市場価値:40万ユーロ(約6400万円) 所属クラブ:大分トリニータ 2024リーグ戦成績:26試合4得点1アシスト ロサンゼルス五輪(ロサンゼルスオリンピック)世代で2番目に高い市場価値を誇るのは、大分トリニータの保田堅心で、その市場価値は40万ユーロ(約6400万円)となっている。 保田は高校時代から大分トリニータの下部組織に所属し、トップ昇格前から2種登録でトップチームに帯同。2021年に16歳で天皇杯に出場し、プロデビューを果たした。2023シーズンに正式にトップチームへ昇格し、1年目からJ2で29試合に出場。2年目の今シーズンもここまでリーグ戦26試合に出場した。 大分は8月のリーグ戦4試合で1勝1分け2敗と調子を落としているが、その中でも保田は奮闘している。身長185cmの大柄な体格を活かした守備で相手の攻撃の芽を摘むだけでなく、自ら積極的に持ち上がり、攻撃にも関与するタイプの守備的MFだ。8月には2得点を記録し、攻守にわたってチームを支えている。8月にはJ2の月間ヤングプレーヤー賞を受賞した。 19歳の若さですでにJ2で63試合に出場している保田は、着実に成長を続けている。チームが不振に陥り17位に低迷する中、保田は数少ない希望の光となっている。