ポケットティッシュ1つ分…シンデレラバストの“AAAカップ”って? 胸が育たない原因と育乳の方法を専門医が解説
◆育乳効果が期待できる栄養素は? 睡眠不足や合ってないブラジャーはサイズダウンの原因に
どうすればサイズアップを目指せるのか、育乳のポイントをいくつか紹介します。まずは、バランスが取れた食事。育乳効果が期待できる栄養素もあり、前述のクーパー靭帯を強化するには、ビタミンCが良いとされています。そのほか、エストロゲンに似た働きをする「大豆イソフラボン」、エストロゲンの分泌を活性化する「ボロン」、筋肉や皮膚、クーパー靭帯など体の組織を作り、ホルモンバランスを整える「タンパク質」、ホルモンバランスを整え、血行を促進する「ビタミンE」を摂取しましょう。 前述の通り、睡眠不足はNGです。就寝前に食事をとると、睡眠中に胃腸が消化のために働くので、睡眠の質が下がります。食事はできるだけ3時間前までに済ませましょう。また、入浴は就寝の1~2時間前に行い、湯船に浸かってしっかり体を温めましょう。また、ナイトブラの着用も忘れないでください。このほか、筋肉は年齢とともに衰えていくので、筋トレやエクササイズを取り入れ、バストの位置やボリュームをキープしましょう。 しかし、成長期を過ぎている場合は、大幅なバストアップは難しいでしょう。豊かなバストを手に入れたいなら、専門医に相談するのも良いでしょう。「バッグ式豊胸術」「ヒアルロン酸注入豊胸術」「脂肪注入豊胸術」など、美容クリニックではさまざまな施術があります。 「共立美容外科で長年人気なのが、バッグ式豊胸術です。バッグ式豊胸施術とは、シリコンバッグを胸に入れることで、半永久的な効果が期待できる豊胸術です。確実に2サイズ以上大きくしたい方などに最適な治療です。 しかし、近年では脂肪注入豊胸術を選択する方も増えてきました。脂肪注入豊胸術とは、ご自身の脂肪をお腹や太ももなどから採取し、その脂肪を胸に注入することで部分的な痩身とバストアップが同時に叶う方法です。お腹周りや太ももなどにはお肉があるのにバストサイズが小さく悩んでいる方や、豊胸施術はしたいけれどシリコンバッグなど異物を入れるのは抵抗がある方におすすめです。いずれもご希望や体型によってメリットやデメリットがあるので、気になる方は専門医に確認しましょう」(浪川浩明さん) 共立美容外科 新宿本院院長兼総括院長 浪川浩明さん 1991年、帝京大学医学部医学科を卒業。同年、東京厚生年金病院の形成外科に入局。2006年、共立美容外科・歯科に入局。2009年、共立美容外科・歯科 新宿本院の院長に就任。同年、共立美容グループの副院長に就任。2020年、共立美容グループの総括院長に就任。