レアル・ソシエダ、スペイン3部チームを2-0で破り国王杯ベスト16に進出…久保建英は2試合連続ベンチスタートで後半から出場
レアル・ソシエダは5日にスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)ベスト32、アウェーでのポンフェラディーナ(スペイン3部)戦を2-0で制した。日本代表MF久保建英は公式戦2試合連続でベンチスタートとなり、後半から出場を果たしている。 カスティーリャ・イ・レオン州にあるポンフェラディーナのスタジアムに乗り込んだソシエダ。自分たちのBチームと同カテゴリーの対戦相手を前に、イマノル監督はGKレミーロや久保など一部主力をベンチスタートに。中盤から前線にかけてはMFトゥリエンテス、ブライス、オラサガスティ、FWオヤルサバル、オスカールソン、セルヒオ・ゴメスを起用している。 前半、ボールを保持するソシエダは組織的な守備を見せるポンフェラディーナに苦戦。ほとんどチャンスを生むことができないまま、試合を折り返すことになる。イマノル監督はハーフタイムに交代カードを切り、オラサガスティ、オスカールソンを下げてスチッチ、そして久保をピッチに立たせた。 後半、ソシエダは久保が位置する右サイドを起点としてポンフェラディーナの守備網を破ろうとする。久保はいつも通りドリブル突破を狙うが、やはり2枚がマークにつくために容易にボックス内に入れない。 そうした中でソシエダは55分、左サイドを起点として先制点を決めた。ドウエのパスミスに乗じて速攻を仕掛け、セルヒオ・ゴメスがボックス内にスルーパス。これがランチョのクリアミスを誘発し、こぼれ球をオヤルサバルが押し込んでいる。 ソシエダはさらに68分に加点。ハイプレスで、スチッチが再びドウエのボールを奪い、オヤルサバルのスルーパスからブライスがネットを揺らしている。 リードを2点に広げたイマノル監督はその後、セルヒオ・ゴメス、ブライス、ハビ・ロペスを下げてバレネチェア、マリン、アイエンを投入。終盤はポンフェラディーナの意地の攻撃を受けることになったが、堅い守備で失点を許さず、2-0のまま試合終了のホイッスルを聞いた。 なお久保はここ最近、数字はもちろんのこと、プレーで存在感を見せられない状況が続いており、少し心配だ。