足元の日経平均に一喜一憂する必要なし、5月は「AI相場」
四季報オンライン
3月15日の日経平均株価は前日比99円安の3万8707円で引けた。調整が続いているが、 前回 も述べたとおり、遅くても4月初めくらいには底入れとなるだろう。その後、リスクを取る戦略が有効となる可能性が高いのではないだろうか。 日経平均はサイクル的に四半期末(3・6・9・12月末)、または四半期初(1・4・7・10月初)がボトムとなることが多い。 現在は信託銀行が売り手に回っているが、年金などがポートフォリオの資産ウェートを維持するために(ウェートの増えた分だけ)日本株を売っているためだろう。こうした利食いは3月中には終わりそうだ。 加えて4月初めになると、新年度の利食いを入れたい金融機関の自己勘定運用なども多くなるだろう。だから、期初はピンポイントでボトムになりやすい。また、事業法人は四半期末の最後の5営業日が自己株買いの自粛期間となっている。
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木野内 栄治