【体験談】神奈川県で「3600万円」の注文住宅を建てた夫婦の後悔とは。住宅の専門家が独自目線で解説
注文住宅で後悔した点1:専用の収納部屋がムダに…
「衣類や家具、楽器類などの専用の収納部屋を作ったが、ほとんど利用していない」 特定のモノ専用の収納部屋をつくるメリットは大きなサイズの荷物でも収納することができて、居室のスペースを広く活用できる点にあるといえるでしょう。 しかし人によっては、楽器類などの趣味に関わるものやお気に入りの衣服などは自分の身近な場所に置いておきたいと思うものです。 そしてたとえ収納する場所があっても、そこまで行くのが面倒になるようでは結局無駄になってしまいます。 したがって「とりあえず収納専用の部屋を作っておけば問題ないだろう」と考えるのではなく、あらかじめ「そこには何を収納したいのか」を具体的にイメージしておくことが大切です。
注文住宅で後悔した点2:玄関の下足箱が大きくて邪魔
「玄関に大きめの靴箱を設置したものの実際はそれほど靴を収納することはなく、スペースばかり取って邪魔に感じることが多い」 玄関廻りはスペースが限られてしまうことが多いので、家族の靴がどのくらいあるのか、ブーツや長靴などの高さがある靴がどのくらいあるのかなどを事前によく把握して、ご家庭のニーズに合わせたシューズボックスを選ぶようにしましょう。
注文住宅で後悔した点3:洗面所が狭くて窮屈
「洗面所が狭く、ドアを開けてすぐの位置に洗濯機と乾燥機があるので余計に窮屈に感じる」 洗面所の広さを決める際には、洗面所と脱衣室を同じスペースにするのか、洗面台や洗濯機、乾燥機を配置した際に不便がないか等を事前によく確認しておく必要があります。 また家族構成も洗面所の広さを決める際の重要なポイントになります。 家族が多い場合には、朝の身支度のために家族の洗面所の利用が集中して混雑してしまうことがあります。 そのような場合には洗面所の面積を広くすると共に、洗面ボウルを2つ設置しておくといった方法があります。
注文住宅で後悔した点4:リビングが暑すぎる
「開放感を出すためにリビングに3つの大きめの窓を設置したが、夏は容赦なく日差しが部屋に差し込むのでとにかく暑い」 壁には断熱材を入れることができるので熱の移動を防ぐことができますが、窓からは熱が容易に出入りできるので、大きな窓があると室内では特に夏場の暑さが厳しくなってしまいがちです。 したがって大きめの窓を複数箇所設置する際には、二重窓や断熱ガラスを採用することをお奨めします。 二重窓や断熱ガラスは断熱効果が高いので、夏場の暑さ対策はもちろん、冬の寒さ対策にも効果を発揮します。