キャリアや大手家電量販店も参入してさらに簡単でオトクに取引できます! 超実用!! 中古スマホの 買い方、売り方
これまでは専門店での販売が中心で購入も買い取りもハードルが高めだった中古スマホ。しかし、最近ではキャリアや大手家電量販店など、これまでは新品オンリーだった業種も続々と中古市場に参入してユーザー的に利用しやすくなっているという。そんな中古スマホの賢い利用方法を紹介です! 【表】中古スマホのランク * * * ■安心安全の中古スマホ選びのポイントは? 最近、テレビや各種SNSには中古スマホの広告がしばしば入り、商店街やショッピングモールにも「スマホ買い取ります!」というお店が乱立中。調査会社のMM総研の発表によると、今年度の中古スマホの販売台数は300万台超えと予測され、6年連続で過去最高を更新する見通しだという。 端末のシェア的には新品のiPhoneシリーズやシャープのAQUOS senseシリーズ、Google Pixelシリーズに続く勢いの中古スマホが伸びている理由、そして絶対に失敗しない買い方、売り方をITジャーナリストの法林岳之(ほうりん・たかゆき)さんに解説してもらいます! ――近年の中古スマホ市場の盛り上がりにはどのような理由が考えられますか? 法林 現在、新型のiPhone 16の定価は12万4800円から。端末の高価格化が進み、自分のメイン端末や子供用として中古スマホを選ぶユーザーが増えてきました。 そして、格安SIMことMVNOの普及で、現在では月額1000円台で20GB前後のデータ通信容量を利用でき、サブ端末を持ちやすい環境が整っています。若いユーザーはカメラ専用端末を持ったり、SNSやゲームのアカウントを端末ごとに使い分けて利用することも多く、世代を問わず中古スマホの需要が高まっています。 ――現在、オススメの中古スマホは? 法林 やはりiPhoneシリーズですね。日常的なアプリだけでなく、3Dゲームもストレスなく楽しめる性能、そしてiOSのアップデートが継続され、長期間使えるという利点から、2021年発売のiPhone 13シリーズ、22年発売の14シリーズが中古スマホの主力といえます。 価格面では4万円台から販売されるiPhone 13シリーズのほうが安い。しかし、14シリーズからは防水、ディスプレーなどの耐衝撃性能が見直され、メイン端末としてより長く利用するなら14シリーズのほうをオススメします。 ただ、14シリーズはAppleの現行モデルであり、キャリアやサブブランドでも取り扱い中です。MNPキャンペーンなどでは新品の14シリーズがかなり安くなる場合もあるので、購入時はそのタイミングで中古価格と比較するのが良いでしょう。 ――では、Android端末のオススメモデルは? 法林 Google Pixelシリーズですね。例えば、中古で4万円台から買えるGoogle Pixel 7aならOSのアップデートは26年5月まで行なわれ、セキュリティアップデートは28年5月まで対応。つまり3年以上は安心して使えます。 一般的なアプリの利用で動作に不満を感じることはなく、写真や動画などでGoogle独自のAI機能を利用できるのも特徴です。