キャリアや大手家電量販店も参入してさらに簡単でオトクに取引できます! 超実用!! 中古スマホの 買い方、売り方
――シャープのAQUOS senseシリーズも中古ショップでよく見かけますが、こちらの特徴は? 法林 カメラやAI性能が突出しているモデルではありません。小型軽量かつ防塵防水でとにかく頑丈、そして中古価格がこなれているのが特徴です。 例えば、21年発売のAQUOS sense 6なら1万円台から販売されています。頑丈な端末なので、外装がボロボロの1万円以下の中古でも動作面は問題なく、サブ端末として活用できますね。 ――ところで、若い人たちがSNSの裏垢専用機としてサブ端末を活用するのはわかりますが、おじさん世代にはどういったサブ端末の活用シーンがあるのでしょうか? 法林 例えば、クルマやバイクのナビ専用として利用したり、お風呂での読書・動画専用としても活用できます。いくら防水といっても20万円前後の最新iPhoneをお風呂に持ち込むのは気が引けますからね(笑)。 そのような用途なら、中古ショップで〝Cランク〟として販売される外装ボロボロの端末で十分です。AQUOS senseシリーズやサムスンのGalaxy Aシリーズなどのキャリアモデルは防塵防水の頑丈な本体で、中古も低価格で買いやすくなっています。 ■スマホを売るときの注意点とは? ――ここからは使用中のスマホを売りに出すときの注意点もチェックしていきましょう。どのような端末のリセールが高いのでしょうか? 法林 現状、中古市場で人気のiPhoneとPixelの最新シリーズがやはりリセールが高いですね。そして、AQUOS senseシリーズにも注目です。 AQUOS senseシリーズは性能的にはミドルクラスの端末と位置づけられており、定価6万円台とiPhoneやPixelと比べ安くなっています。しかし、AQUOS senseシリーズは法人需要が多いことから、下取り金額が高いのが特徴です。 買い取り査定時の端末のコンディション面で注意したいのは本体のキズ。背面ガラスやアルミパーツなどの外装のキズは数百円程度のマイナスですが、ディスプレーやカメラレンズだと数千円マイナスとなることが多い。なので、新品購入時から買い取りを考えるなら、ガラスフィルムは必須アイテムとなりますね。 ――また、買い取りに出す場合に端末の初期化は超基本! これらの注意点は? 法林 iPhoneのiOSの場合は「探す」機能をオフにすること。これは初期化を行なう前に設定する必要があります。探す機能がオンの場合は「盗難品の恐れがある」として買い取り対象外となるので要注意です。 ――Android端末の注意点は? 法林 タッチ決済機能である『おサイフケータイ』アプリのメモリ領域を完全に削除することです。端末初期化では削除できず、ここが残っている場合は買い取り不可。 ただ問題がありまして、「モバイルSuica」「iD」「QUICPay」「楽天Edy」などサービスによって削除方法が異なり、一括で削除することができないのです。なので【おサイフケータイ ***(サービス名) メモリ領域削除】と検索して、ひとつずつ削除するしかありません。