エヌビディア、メディアテックと開発のデスクトップCPUで「新計画」
Stephen Nellis [7日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は7日、台湾の半導体設計開発会社メディアテック(聯発科技)と共同開発し、両社が今週発表した新型デスクトップ用中央演算処理装置(CPU)をメディアテックが販売できるようになると発表した。 また、エヌビディアはこのCPUに関する未公開の計画があると明らかにした。 エヌビディアは6日、最新の人工知能(AI)「ブラックウェル」を使ったAI開発者向けデスクトップ・コンピューター「Project DIGITS」を発表。価格は3000ドル。エヌビディアとメディアテックが共同開発した新しいCPUが搭載されている。 投資家向け説明会でアナリストの質問にフアン氏は、販路がより広く、エネルギー効率の高いCPUを共同設計するためにメディアテックと提携したと述べた。 Project DIGITSはまだ汎用的なコンピューターはなく、AI開発者がエヌビディアのターゲット市場だとした。 フアン氏は質疑応答セッションで、エヌビディアは大半のAI開発者が使用している同社のOS「Linux」と消費者に広く使用されているマイクロソフトのOS「ウィンドウズ」の間のギャップを、1台のコンピューターで両方のシステムを使えるようにするマイクロソフトの技術を使えば埋めることができると考えていると発言。 「われわれはこれをメインストリーム製品にするつもりだ」と語った。