【おのづとお金のたまる家計簿】100年前の婦人雑誌で発見したライフハックが目からウロコだった。これは貯金増えるわ…!
新年を迎え「今年こそは貯金をするために家計簿をつけよう!」と決意した人も多いのではないでしょうか? ▼【画像】100年前の家計簿を見る ところがなかなか続かない……というのは多くの人が経験するもの。それは今から100年前も同じだったようです。 1920年創刊の雑誌『婦人倶楽部』(講談社)1925年1月号を読んで見つけたのは「おのづとお金のたまる家計簿のつけ方」。 その中に、興味深い“5つの信条”がありました。 日本女子商業学校(現・嘉悦学園)校長・嘉悦孝子さんが監修した内容をもとに、100年前のライフハックを紹介します。 (※旧漢字・旧仮名遣いなどを現在のものに直しています)
家計簿って面倒くさいイメージだけど…一体どんなメリットが?
「どんなに家庭が精神的に恵まれた状況であったとしても、経済的な部分が乱雑で不足がちだと、家族に暗い心配が宿るようになる」と指摘した嘉悦さん。だからこそ主婦には「経済的な心遣い」が必要なんだとか。 まずは家計簿をつけて、「非常に簡単で明瞭な勘定の模様」を把握することから始めるよう勧めています。 嘉悦さん自身も帳簿をつける際に、何冊にも会計帳簿がわかれており「記入いたしますのに面倒が伴った」経験を告白。とはいえ、会計帳簿を断念することはできず、収入と支出をわけ、科目別に記載することでとてもわかりやすくなったそうです。
では、家計簿をつける上で大切な“5つの信条”とは?
1、前月の収入で同月暮らすこと 2、毎月一定の貯金をすること(それは天引き貯金として最初に引き去ること) 3、毎月上旬の金のあるうちは、特に最低度の生活をすること 4、家族には必ず家計予算を作り、予算額は主婦が主人から受くる俸給と心得ること 5、帳簿に記入せぬうちは財布の口を開けぬこと(あるいは小形の補帳簿を常に持参し記入するもよろし) まずは貯金する分を確保して、余ったお金で堅実に生活することが大切なんですね。帳簿をつけたあとに買い物をするというのは、几帳面さが問われそう……!たしかに、このストイックな信条を全て守ることができたら、確実にお金は貯まるでしょう。 また「何においても毎月貯金をしてゆかねばなりません」 と念を押し、「前月の繰越金から貯金だけ取り除いてそのあまりを収入ぜんぶとみなして月の予算を作るのです」 と、現代の節約術に通ずるルールを説明しています。