国民健康保険証も12月に廃止へ。マイナ保険証を持っていない場合はどうなる?
国民健康保険料にまつわるニュース
国民健康保険で関心の高いニュースは、保険料の引き上げです。 国民健康保険料は、応益割と応能割に分かれています。 応益割は「均等割」と「平等割」、応能割は「所得割」と「資産割」にさらに分かれます。 2021年度を除いて、国民健康保険料の上限額はほぼ毎年引き上げられています。 現行制度では、年間保険料の上限を106万円としています。 社会保険制度の財源をこれまで以上に確保する必要性が高いので、今後も保険料の負担が重くなる可能性が高いです。 今後、国民健康保険料の負担がどこまで増すか、引き続き注目が集まります。
まとめにかえて
国民健康保険の保険証が廃止されるタイミングや廃止後の受診の流れについて解説しました。 紙の保険証が廃止された後は、マイナ保険証で受診する方法と、資格確認書を提示して受診する方法があります。 資格確認書を提示すれば、これまで通り変わらずに病院で診察できます。 紙の保険証が廃止されて、マイナ保険証の利用率が向上するのか、今後も注目が集まります。
参考資料
・厚生労働省「国民健康保険料・保険税のしくみ」 ・金沢市「国民健康保険について」 ・大阪市「保険証の廃止について」 ・横浜市「マイナンバーカードと健康保険証が一体化されます」 ・足立区「令和6年12月2日で現在の保険証が廃止されますので、マイナ保険証(健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカード)をご利用ください」 ・名古屋市「保険証の廃止(新規発行の終了)について(国民健康保険)」 ・厚生労働省「マイナンバーカードと健康保険証の一体化について」
川辺 拓也